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パレスチナ国家問題【パレスチナこっかもんだい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

パレスチナ国家問題
パレスチナこっかもんだい
1988年 11月,アルジェで開かれたパレスチナ民族評議会 (PNC) で「パレスチナ独立国家」の樹立宣言がなされた。 47年の国連パレスチナ分割決議に法的根拠を求めたものではあるが,新国家の領域を示す表現は一切含まれていなかった。しかし同年 12月,PLOアラファト議長は,テロ行為の放棄とともに,イスラエルの生存権の承認,イスラエルの占領地からの撤退を求めている安保理決議 242号,338号の受諾を表明した。これにより,イスラエルが撤退した占領地にパレスチナ国家を建設するという目的を初めて公式にしたのである。 PLOは設立当初から「全パレスチナの解放」という原則を固持し,イスラエルの存在を認めていなかったが,ここにイスラエルとの併存という現実論を採択し,その政策を大きく転換させた。それが 93年9月のパレスチナ暫定自治協定締結へと結びついていったことになる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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