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パンゲア

デジタル大辞泉

パンゲア(Pangaea)
約3億年前、大陸移動が起こる前に、現在の大陸が巨大な一つのであったと想定される大陸の名称。やがて北アメリカユーラシアゴンドワナの各大陸に分かれたとされる。1915年にウェーゲナー提唱。→大陸移動説

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世界大百科事典 第2版

パンゲア【Pangaea】
アジア・ヨーロッパ(ユーラシア),アフリカ南北アメリカインドオーストラリア南極の諸大陸が約2億年前に分裂し,移動を開始する前につくっていたと考えられる超大陸。大陸移動説の提唱者A.L.ウェゲナーによって名付けられた。南極大陸をとりまく塊をゴンドワナ大陸北半球の巨大大陸をローラシアLaurasia大陸と区別することもある。両大陸の西半分はテチス海によって隔てられていた。また,パンゲア大陸全体を囲む超海洋をパンタラッサPanthalassaとよぶ。

出典:株式会社平凡社
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

パンゲア
Pangea
地質時代初期に存在した,地球上の陸塊ほぼすべてを含んでいたと考えられる超大陸。パンタラサと呼ばれる全球海洋に取り囲まれ,ペルム紀初期には完成されていた。ジュラ紀に入った約 2億年前に分裂を始め,今日の諸大陸および大西洋インド洋を形成するにいたった。1912年にドイツの地質学者アルフレート・ロタール・ウェゲナー大陸移動説のなかで提唱した。ペルム紀初期にゴンドワナ大陸の北西沿岸がユーラメリカ大陸(ローラシア大陸)の南部と衝突し,そこで生じた陸塊にシベリアのアンガラ楯状地も合体して完成した。パンゲアが分裂した仕組みは今日ではプレートテクトニクスに従って説明される。プレートテクトニクスによると,地球の硬い表層のリソスフェアは複数の大きな硬い層(プレート)で形成されており,これらの層が海嶺のところで分裂したり,沈み込み帯で合流したり,断層線に沿ってすれ違ったりする。海洋底拡大の形態から,パンゲアは一斉に分裂したわけではなく,複数の段階を経て分解したことが示される(→海洋底拡大説)。約 1億8000万年前に北西アフリカと北アメリカ,またアフリカ南極の間に海洋域が形成され,約 1億4000万年前にアフリカが南アメリカから,同じ頃にインドが南極とオーストラリアから,約 8000万年前に北アメリカがヨーロッパから,オーストラリアが南極から分かれた。地球の長い歴史の間にはおそらくパンゲアのような超大陸がいくつかあったものと思われる。今日のプレートの動きは諸大陸を再び寄せ集めている。こうした陸塊の離合集散を超大陸サイクルという。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)

パンゲア
ぱんげあ
Pangaea
Pangea

約3億年から2億年前の古生代石炭紀後期から中生代三畳紀にかけて存在していた超大陸のこと。ウェゲナーが大陸移動説を考えたときに、現在みられる大陸はもともと一つの巨大な大陸をつくっていたとして、ギリシア語で「すべての大陸」という意味で命名された。パンゲアは北側のローラシア大陸と南側のゴンドワナ大陸に大きく分かれており、間にはテチス海という大きな湾入が存在していた。パンゲアの周囲の海は、「すべての海洋」という意味でパンサラッサとよばれている。パンゲアが存在していたことにより、当時の氷河堆積(たいせき)物や熱帯性植物化石が大西洋を挟んで分布していること、本来なら行き来できないはずの同種の陸生の動物化石が大西洋を挟んでみつかることなどが、合理的に説明される。

 約2億年前からパンゲアが分裂、移動することにより、徐々に現在の大陸配置に変わっていった。ローラシア大陸は現在のユーラシア大陸(インド半島を除く)と北アメリカ大陸に、ゴンドワナ大陸はアフリカ大陸、南アメリカ大陸、オーストラリア大陸、南極大陸、インド半島に分裂、移動した。インド半島は、新生代古第三紀にユーラシア大陸に衝突し、間にあったテチス海を閉塞(へいそく)させた。パンゲアの分裂、移動はウェゲナーの大陸移動説で説明されていたが、現在ではその説を包含するプレートテクトニクス説によって、海洋底も含めたいくつかのプレートの運動とそれらの相互作用の結果であるとされている。

[村田明広]

『アルフレッド・ウエゲナー著、竹内均訳・解説『大陸と海洋の起源』(講談社学術文庫)』『金子史朗著『ロストワールド・科学の旅:ギアナ高原からパンゲアへ』(講談社ブルーバックス)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

パンゲア
(Pangaea) 約三億年前、大陸が分裂・移動する前に存在していたと想定される巨大な一つの大陸の名称。一九一二年ドイツのA=L=ウェゲナーが提唱。超大陸あるいは汎大陸とも。

出典:精選版 日本国語大辞典
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