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ヒューズ(電気回路)【ひゅーず】

日本大百科全書(ニッポニカ)

ヒューズ(電気回路)
ひゅーず
fuse

電気回路に過大電流が流れたとき、自ら溶断して回路を開き(遮断し)、機器を保護するもの。鉛、スズ、ビスマス、カドミウム、銀、銅などを組み合わせた合金で、組成の配合により、融点を70~100℃間の値にもたせることができる。数ボルトから数万ボルトの電気回路に使用され、100~200ボルトあるいはそれ以下の回路には、つめ付きヒューズや筒形ヒューズが多く使用される。それ以上の回路には一般的な限流ヒューズのほか、特別なものとして、真空ヒューズ、放出ヒューズなどが使われることもある。

 以上のヒューズはいずれも溶断することで役目を果たすため、動作後は取り替えないと使用できない。これに対し、自己復旧型限流素子(永久ヒューズ)とよばれるものがある。これは金属ナトリウムを可溶体とするもので、過大電流が流れると、可溶体自身の発熱によってガス化し、電気抵抗が高まる。抵抗が高まれば当然電流が制限され、直列に接続されているスイッチまたは小容量の遮断器によって回路は遮断される。遮断後はガス化した可溶体をピストンにより圧縮すると、ふたたび固体化して電気抵抗が小さくなって電流が流れるようになり、再使用できる。

[岡村正巳]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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