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ヒラマメ

世界大百科事典 第2版

ヒラマメ【lentil】
種子を食用にするため栽培されるマメ科一年草。高さ20~80cmになる比較的小型の植物で,全体に柔らかい毛がはえる。狭楕円形の10枚ほどの小葉が偶数羽状複葉をなし,頂小葉は通常短い巻きひげになる。腋生(えきせい)する花序に1~4個の花をつける。花は白,赤あるいは青紫色で,豆果は小さく長さ1.5~2cmほど,中に扁平円形で凸レンズ状の2個の種子()がはいっている。この形からレンズマメともいう。若莢(さや)は野菜に,豆はもっぱら製粉されスープなどにして食用にされる。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

ヒラマメ
ひらまめ / 扁豆
兵豆
[学] Lens culinaris Medik.
Lens esculenta Moench

マメ科(APG分類:マメ科)の一、二年草。豆を食用や飼料とするために栽培される。茎は細く、立ち上がり、多くの枝を出す。草丈は50センチメートルほど。葉は4~7対の小葉が対生する羽状複葉で、葉先はつる状になる。葉腋(ようえき)から長い花柄を出し、2~4個の花を開く。自家受精し、花期後、莢(さや)は長さ1~3センチメートルに伸び、中には凸レンズ状の平たい種子が1~2個ある。このため別名をヘントウ、レンズマメともいう。大粒種と小粒種とがあり、大粒種は種子の直径6~9ミリメートル、花は白色、まれに青色で、地中海沿岸やアフリカ、小アジアに分布する。小粒種は種子の直径3~6ミリメートルで花は紫青色や白色、また淡紅色のものもあり、西南アジアから西アジアに分布する。原産地は西アジア。現在ではおもにインドやトルコ、シリアなどで栽培される。豆をひき割りや製粉し、スープにしたり、穀物の粉と混ぜて焼いて食べる。また炒(い)ってコーヒーの代用とする。全草は上質な飼料ともなる。若い葉や莢をインドでは野菜とする。

[星川清親 2019年11月20日]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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