●ヒンディー語【ヒンディーご】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ヒンディー語
ヒンディーご
Hindī language
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デジタル大辞泉
ヒンディー‐ご【ヒンディー語】
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世界大百科事典 第2版
ヒンディーご【ヒンディー語 Hindī】
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世界の主要言語がわかる事典
ヒンディーご【ヒンディー語】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
ヒンディー語
ひんでぃーご
Hindi
インド・ヨーロッパ語族インド・イラン語派のアーリア諸語に属し、普通東西二つの語群に分けられる。東のグループは、コーサリー語、アワディー語、バゲーリー語、チャッティースガリー語などからなり、インドのウッタル・プラデシュ州およびマディヤ・プラデシュ州の東部および中央部、ビハール州、ネパール南部などの各地域で話されている。また、西のグループは、カリーボーリーといわれる標準ヒンディー語、イスラム教徒たちの共通語であるウルドゥー語、バーンガルー語、ブラジバーカー語、ブンデーリー語、カナウジー語などからなり、ウッタル・プラデシュ州の中央部および西部、マディヤ・プラデシュ州の北部、ヒマチャル・プラデシュ州、ハリアナ州、ラージャスターン州などの地域で話されている。
ヒンディー語は、英語とともにインドの公用語として国会や中央官庁において用いられており、ウッタル・プラデシュ州、マディヤ・プラデシュ州、ビハール州、ハリアナ州、ラージャスターン州、ヒマチャル・プラデシュ州、デリー中央政府直轄地区などの公用語ともなっている。インド国外においても、アフリカをはじめ、南米のギアナやスリナム、南太平洋のフィジー島などでヒンディー語を話すインドからの移民が多数おり、これらを含めるとヒンディー語の使用人口は2億数千万に上り、理解人口となると3億人を超すものと思われる。
標準ヒンディー語の歴史的発達の過程をたどってみると、13~14世紀ごろ中期アーリア諸語の一つであるシャウラセーニー・アパブランシャ語の影響を受けつつ発達したデリー地方の言語が、まず初めに北インドに住むイスラム教徒たちの共通語となり、やがてヒンドゥー社会の上層部の人々にも受け入れられるようになっていった。この言語は普通ヒンドゥスターニー語とよばれるが、14世紀から15世紀にかけ、デカン地方で発達したダクニー(ダキニー)語の例に倣い、ペルシア語やアラビア語の語彙(ごい)を豊富に取り入れて成立したウルドゥー語とともに、インドの代表的言語として1799年カルカッタ(現コルカタ)に設立されたフォートウィリアム・カレッジでイギリス人官吏に教えられた。しかし、こうしたウルドゥー語に対抗する形で、ヒンドゥスターニー語からペルシア語やアラビア語の語彙を排除し、できるだけサンスクリット語の語彙を取り入れることによって成立したのが今日の標準ヒンディー語である。なお、ウルドゥー語がペルシア系の文字で右から左へと書かれるのに対し、ヒンディー語はナーガリー文字で左から右へと書き表される。
[奈良 毅]
『土井久彌編『ヒンディー語小辞典』(1975・大学書林)』▽『土井久彌著『ヒンディー語入門』(1979・泰流社)』▽『S. K. ChatterjiIndo-Aryan and Hindi (1960, Firma K. L. Mukhopadhyay, Calcutta)』▽『A. R. KelkarStudies in Hindi-Urdu (1968, Deccan College, Poona)』
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精選版 日本国語大辞典
ヒンディー‐ご【ヒンディー語】
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旺文社世界史事典 三訂版
ヒンディー語
ヒンディーご
Hindi
アーリア諸語に属し,文法はウルドゥー語とほぼ同一であるが,文字はサンスクリット語と同じくナーガリー文字を用いている。使用人口は約2億数千万。
出典:旺文社世界史事典 三訂版
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