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ビスコースレーヨン

デジタル大辞泉

ビスコース‐レーヨン(viscose rayon)
ビスコースを、金と白金との合金製のノズルから硫酸液中に押し出して凝固させた再生繊維ビスコース人絹

出典:小学館
監修:松村明
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編集協力:田中牧郎、曽根脩
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世界大百科事典 第2版

ビスコースレーヨン【viscose rayon】
木材パルプ(亜硫酸パルプ)を原料としてつくられる再生セルロース。再生繊維としては世界で最も大量につくられている。原料として木材パルプを使うため,最も安価な人造絹糸である。
[製造法]
 (1)木材パルプの製造 トウヒなど針葉樹木材チップは,還元剤の亜硫酸水素カルシウムで処理し,次に蒸気で加熱して外皮などを取り除きパルプ化する。さらに次亜塩素酸塩で漂白し,板紙の形にする。(2)アルカリセルロース生成 90~94%のセルロースを含むシート状パルプは,17.5%の苛性ソーダ水溶液に浸漬され(マーセル化),膨潤状態のアルカリセルロースが得られる。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ビスコースレーヨン【viscose rayon】
ビスコースを紡糸口金の細孔(直径0.07~1ミリメートル)から硫酸および硫酸塩の温水溶液中に射出して凝固させた再生繊維。ビスコース人絹。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

ビスコースレーヨン
びすこーすれーよん
viscose rayon
代表的な再生繊維で、人絹ともいう。セルロース(Cell‐OHで示す)原料としてパルプを用い、水酸化ナトリウム(カ性ソーダ)を作用させてアルカリセルロースとし、これに二硫化炭素CS2を加えてセルロースキサントゲン酸ナトリウムにする(の(1))。しばらく放置して、セルロースの分子量を低下させて調製する。この希アルカリ溶液をビスコースという。ビスコースを紡糸ノズルから紡糸浴(希硫酸水溶液)中に射出させ、の(2)の反応でセルロースに再生した繊維をビスコースレーヨンという。このレーヨンの繊維を短く切断したものをステープルファイバー、略してスフという。[垣内 弘]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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化学辞典 第2版

ビスコースレーヨン
ビスコースレーヨン
viscose reyon

セルロースを化学的に処理して,分散,溶解したビスコースを紡糸してつくった再生セルロース繊維.C.F. Cross,E.J. Bevanにより,1892年に見いだされた方法.溶解用パルプを18~19% の水酸化ナトリウム水溶液に18~25 ℃ で約1~2 h 浸し,圧縮倍率2.6~2.8倍にしぼったアルカリセルロースを,反応表面積を増加させるため,粉砕する.ついで空気中の酸素の作用でアルカリセルロース分子を切断し,重合度を低下調整する老成を行う.ついでこれを30~35% の二硫化炭素と反応させ,セルロースキサントゲン酸ナトリウムにして,希アルカリ溶液を加え,溶解し,ビスコースをつくる.さらに紡糸に適したビスコースにするため,熟成(12~20 ℃)し,混合,濾過,脱泡し,紡糸口金より,硫酸8~12%,硫酸ナトリウム13~28%,硫酸亜鉛0~2%(ミュラー浴)よりなる凝固浴中に紡出させる.セルロースが緊張をうけながら再生する.ついで脱硫,漂白などを経て乾燥し,フィラメントにする.レーヨンステープルは紡糸口金から出たフィラメントを多数集束し,必要な長さに切断する.ビスコースレーヨンは水和セルロース(セルロースⅡ)からなる.比較的安価で吸湿性,染色性がよいため,他繊維と混用されることも多い.製造方式を若干変え,ポリノジック,高強力のタイヤコード用強力レーヨン,強力レーヨンステープル,H.W.M.(High Wet Modulus)レーヨン,他の高分子材料を共重合したグラフト共重合レーヨン,混合紡糸レーヨンなどその利用は多岐にわたっている.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

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