●ピアソラ
ピティナ・ピアノ曲事典(作曲者)
ピアソラ
アルゼンチンの作曲家。20世紀半ばに、アルゼンチン・タンゴを採り入れた作品を手がけ、自ら楽団の指揮やバンドネオンの演奏に取り組んだ。
1924年に渡米したピアソラは、アンドレ・ダキーラにバンドネオ ...続き
1924年に渡米したピアソラは、アンドレ・ダキーラにバンドネオ ...続き
日本大百科全書(ニッポニカ)
ピアソラ
ぴあそら
Astor Piazzolla
(1912―1992)
アルゼンチンのバンドネオン奏者、作曲家。3歳のときニューヨークに移住。幼時からバンドネオンを習うが、タンゴの奏法を本格的に学び始めるのは1934年からである。37年帰国、A・トロイロの楽団の編曲者になり、46年に自身の楽団を組織。以後ブエノス・アイレス八重奏団など、いくつかの楽団も組織した。斬新(ざんしん)なスタイルによる演奏で知られ、モダン派タンゴの第一人者と評される。代表作に『ブエノス・アイレスの春・夏・秋・冬』(四部作)、『ロコへのバラード』『アディオス・ノニーノ』など。このほか交響曲やオペラも作曲。『サンチャゴに雨が降る』(1975)、『タンゴ――ガルデルの亡命』(1985)などの映画音楽も手がけた。
[田井竜一]
出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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