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ピッチ【ぴっち】

デジタル大辞泉

ピッチ(pitch)
コールタール石油木(もく)タールなどを蒸留したあとに残る黒色の物質。ふつうコールタールピッチをさす。練炭・舗装材・防水材などに利用。

出典:小学館
監修:松村明
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ピッチ(pitch)
同じことを繰り返したり、一定の間隔で物事を行ったりするときの速度や回数。また、仕事や作業の能率。「酒のピッチが上がる」「工事を急ピッチで進める」
ボートで、1分間にオールをこぐ回数。
ランニングや水泳で、一定時間当たりの歩数あるいは水をかく回数。
プロペラなどの一回転で進む距離。
ねじ・歯車の、隣り合う二つのねじ山あるいは歯の間隔。また、コイルばねの線の間隔。
登山で岩壁などを登る際の、確保地点から確保地点までの間隔。「岩棚ごとにピッチを切る」
音の高さ。高低の度合い。「ピッチアクセント」
野球で、投球のこと。ピッチング。「ワイルドピッチ
サッカーなどのグラウンド。
10 プリンターの印刷、コンピューターのディスプレー表示における、文字と文字の間隔や行と行の間隔。

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ピッチ

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とっさの日本語便利帳

ピッチ
試合を行うグラウンドゴールラインタッチラインで囲まれた四角いエリアを指す。ピッチの周辺を含めてフィールドと呼ぶ。

出典:(株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」

岩石学辞典

ピッチ
石油の古い方言.現在もし使用されれば,ピッチまたはアスファルト鉱物に関する語[Howell : 1934].

出典:朝倉書店
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世界大百科事典 第2版

ピッチ【pitch】
音の高低度合,あるいは水泳ボートで1分間に水をかく回数オールをこぐ回数などを表すことばとして用いられているが,機械用語としては,次の2通りの意味,用法が重要である。一つは,ねじ山のように,同じをしたものが一定の間隔で連続しているときに,その間隔を示す寸法としてのピッチである。すなわち,ねじのピッチは,隣り合うねじ山の間隔寸法,歯車のピッチ(厳密には円ピッチ)は,同様にの間隔寸法である。1組の歯車がかみ合って正しく回転を伝えるには,このピッチが等しくなければならない。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

ピッチ【pitch】
石炭,木材などの乾留によって得られたタール,あるいは石油の熱分解によって得られた残油などを蒸留してつくられる,常温では固体の炭素質物質をいう。コールタールピッチは,電極,各種炭素成形物,練炭などの原料として使われる。電極は,アルミニウム製錬,製鋼用電気炉,電池などに用いられる。炭素成形物は,煉瓦原子炉,電気ブラシ,機械用カーボンなどの用途がある。石油ピッチもまた,コールタールピッチとほぼ同様の用途にあてられるほか,成形炭コークスの原料として用いられる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ピッチ
pitch
コールタール,石油脂肪酸,石炭,木材などの蒸留,乾留,分解で生じる粘着性炭質残留物。グランスピッチ (硬質アスファルト) のように天然に産するものもある。一般に常温で固体または半固体状の黒褐色の芳香族系化合物。密封剤や木材の防腐剤などに利用される。また,石油の分解残渣油である石油ピッチは燃料,コークス粘結剤,電気絶縁材料や合成炭素繊維などに利用される。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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ピッチ
pitch
声帯から発せられる声の高さをさす。振動数の大小に比例し,それが大きいほど高い。言語音としては,普通は有声音についていい,それに伴う声の基本音の高さをいう。したがって,無声音にはこの意味の高さがないことになるが,音韻論的にはそこに高さがあると解釈されることもある。東京方言の話し手のなかにみられる/ ki˥sja / (貴社) や/ ki˥ta / (来た) の[k]など。文音調 (→イントネーション ) ,声調,高さアクセントは,この高さが一定の社会的習慣の型をなしているものをいう。なお高さは,このほかに,母音フォルマントの高さをさすこともある。これは1人の個人においては各母音ごとにほぼ一定していて,発する声の高さには無関係である。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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ピッチ
pitch
音楽用語。音の高さのこと。音波の振動数により決定される。振動数が多ければ高く,少なければ低い。音楽に用いられる楽音は種々の部分音から成る複合音であるが,このなかの第1部分音の振動数により音高が決定される。なお,管弦楽のような合奏には,音合せの基準となる高さを必要とするが,今日一般にとられるピッチは1点イ=440ないしはやや高めである。

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ピッチ
pitch
通常,同じ形状のものが等間隔に配列されているとき,その間隔の寸法をさす。 (1) ねじ ねじの軸線を含む断面において,互いに隣合うねじ山の相対応する2点を軸線に平行にはかったときの長さ。 (2) 歯車 ある規定された曲線に沿って,互いに隣合う歯面の相対応する2点をはかったときの長さ。通常,その曲線の名称をつけて呼ぶ。たとえば,ピッチ円 (またはピッチ線上) ではかった場合を円ピッチ,正面ではかったときを正面ピッチなどという。 (3) ばね コイルばねの中心線を含む断面において,互いに相隣る素線の中心を中心線に沿って測定したときの長さ。 (4) プロペラ プロペラが1回転する間に進む距離。しかし,一般に1回転する間に進む距離はプロペラに固有のものでなく,プロペラの運動状態を表わす値であるので,これを有効ピッチという。飛行機の場合その速度を V とし,プロペラの回転数を n とすると,有効ピッチは V/n で表わされる。プロペラの断面は翼形をなし,その弦巻線ボルトナットのように空気を変形させることなくねじこまれていくとしたとき,1回転の間に進む距離を幾何ピッチという。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

ピッチ
ぴっち
pitch

石炭や木材などの有機物質を乾留して得られるタール、原油、石油留分を熱や触媒を用いて分解した際に得られる副生黒色重質油を蒸留した残留物。常温で固体、高温で溶融して液体となる黒色物質の総称である。ポリ塩化ビニル樹脂の高温下で塩酸の離脱、熱分解によっても得られる。成分は石油系と石炭系とで異なるが、いずれも芳香族縮合環を骨格とし、分子量分布が数百から数千にわたる化合物の混ざり合ったものから構成されている。軟化点の低いほうから高いほうに、軟ピッチ、中ピッチ、高ピッチとよばれる。ピッチのおもな用途は、ピッチコークス製造原料のほか、炭素電極、練炭などを製造するときの成形用粘結材、舗装材、防水材に向けられる。ピッチを改質し紡糸、焼成して炭素繊維がつくられている。

[真田雄三]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ピッチ
〘名〙 (pitch)
① 同じことを繰り返したり、また一定の間隔で事を行なったりする場合、その速度や回数。
※今年竹(1919‐27)〈里見弴〉三人上戸「『まア、待て。相変らず調子(ピッチ)が早いな』半分飲みかけた盃を置いて」
② 作業の能率。「ピッチがあがる」
③ ボートで、オールを漕ぐ回数。
※学生時代(1918)〈久米正雄〉競漕「あのピッチぢゃ一分間三十六本位だから」
④ プロペラ、スクリューなどが一回転した時に進む距離。
⑤ 水泳で、腕、足を動かす回数。
⑥ ねじが一回転した時に進む距離。ねじの山と山との間の長さ。
※ガトフ・フセグダア(1928)〈岩藤雪夫〉一「ピッチの長いウォムギアに似た黒い浪のうねりの上に」
⑦ 歯車の歯と歯の間の長さ。
⑧ 音の高低の度合。調子。〔欧米印象記(1910)〕
⑨ コールタール、原油、木タールなどを蒸留した際に得られる黒色の固体炭素質の残留物。〔舶来語便覧(1912)〕
⑩ 野球で、投手が打者に向かって球を投げること。「ワイルド‐ピッチ」
※松蘿玉液(1896)〈正岡子規〉七月一九日「投手(ピッチャー)が正投(ピッチ)を学びて」
⑪ 「ピッチャー」の略。〔新式ベースボール術(1898)〕
⑫ サッカーなどの競技場。
⑬ 岩登りのときの確保地点から確保地点までの間隔。〔登山技術(1939)〕

出典:精選版 日本国語大辞典
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化学辞典 第2版

ピッチ
ピッチ
pitch

有機物の熱分解で得られるタールを蒸留した後に残留する炭素質物質.もっとも代表的なものはコールタールピッチで,電極用バインダーやさまざまな炭素材料の原料に用いられる.石油ピッチは,減圧残油を熱分解したときに生成する炭素質物質を意味し,燃料や炭素材料に利用される.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
東京工業大学名誉教授理博 吉村 壽次(編集代表)
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東京大学名誉教授理博 大内 昭(編集)
東京大学名誉教授工博 奥居 徳昌(編集)
東京工業大学名誉教授理博 海津 洋行(編集)
東京工業大学元教授学術博 梶 雅範(編集)
東京大学名誉教授理博 小林 啓二(編集)
東京工業大学名誉教授 工博佐藤 伸(編集)
東京大学名誉教授理博 西川 勝(編集)
東京大学名誉教授理博 野村 祐次郎(編集)
東京工業大学名誉教授理博 橋本 弘信(編集)
東京工業大学教授理博 広瀬 茂久(編集)
東京工業大学名誉教授工博 丸山 俊夫(編集)
東京工業大学名誉教授工博 八嶋 建明(編集)
東京工業大学名誉教授理博 脇原 將孝(編集)

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