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ピューリタン

デジタル大辞泉

ピューリタン(Puritan)
16世紀後半以後、イギリス国教会信仰慣行に反対し、徹底した宗教改革を主張したプロテスタント諸教派の総称長老派・独立組合派・バプテスト派など。清教徒
(puritan)謹厳で潔癖な人。きまじめな人。

出典:小学館
監修:松村明
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編集協力:田中牧郎、曽根脩
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世界大百科事典 第2版

ピューリタン【Puritan】
16~17世紀のイングランド,およびニューイングランドにおける改革的プロテスタント・キリスト者の総称。通常〈清教徒〉と訳される。〈ピューリタン〉という名称は,最初イングランドの女王エリザベス1世のアングリカニズム(英国国教会中心主義)による宗教政策を不徹底な宗教改革とみなし,国教会をジュネーブの宗教改革者カルバンの教会改革のモデルに従って徹底的に改革しようとしたプロテスタントにつけられたあだ名であった。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

ピューリタン
ぴゅーりたん
Puritans

清教徒。エリザベス1世の宗教改革を不徹底とし、聖書に従ってさらに徹底した改革を進めようとしたイギリス・プロテスタント。その思想的背景はカルビニズムで、その改革運動は16世紀から17世紀に及ぶ。国教会(イングランド教会)にとどまり内部からの改革を志向するもの、それからの分離こそ改革の第一歩とするもの、ピルグリム・ファーザーズのように国外に脱出して理想を実現しようとするものがいたが、カルバン主義的改革を目ざした長老派を中心に、独立派、バプティスト派、クェーカー派、水平派、ディガーズ、第五王国主義者などの諸派に分かれる。彼らの改革運動は、礼拝改革から教会政治改革に移り、さらに政治的改革へと向かった。国教会の弾圧のなかにも説教運動やクラシス運動などによって共鳴者を増やし、ジェームズ1世時代には、彼らの要求によって『欽定(きんてい)訳聖書』(1611)が現れる。ついにチャールズ1世のとき革命が起こり、ピューリタンはクロムウェルのもとに王政を倒し、共和政を樹立した。『失楽園』の詩人ジョン・ミルトンはその秘書であった。しかし共和政は11年で終結し、王政復古、国教会の復活となり、ピューリタンはやがて非国教会派となる。聖書主義、簡素な霊的礼拝の強調、神への強烈な責任意識、聖なる共同体の建設などがピューリタンの中心的主張であった。また政治的、経済的にも、近代社会の形成に果たした役割は大きいとされている。

[小笠原政敏]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ピューリタン
〘名〙
① (Puritan) 一六世紀後半、エリザベス一世の宗教改革を不徹底とし、ジュネーブのカルバンの改革を模範として、聖書に従いつつ、さらに徹底した改革を行なうことを主張したイギリス宗教改革派の総称。のちには、その流れをくむイギリス教会以外の教派をもさす。清教徒。
※自由之理(1872)〈中村正直訳〉一「彪力単(ピウリタン)(清潔の教と訳す)の宗徒は」
② (puritan) 転じて、一般に、清らかな生活を送る人。また、極端に謹厳・潔癖な人。
※牛肉と馬鈴薯(1901)〈国木田独歩〉「清教徒(ピュリタン)を以て任じてゐたのだから堪らない」

出典:精選版 日本国語大辞典
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旺文社世界史事典 三訂版

ピューリタン
Puritan
16〜17世紀に,イギリス国教会・カトリック勢力に対抗したイングランドのカルヴァン派。「清教徒」と訳す
ローマ教会と絶縁し,『聖書』にもとづく信仰の清純さを求めたのでこの名がある。禁欲・厳格主義を個人倫理とし,教義上は,カルヴァン主義に立ち,『聖書』中心の思想を堅持する。長老などの職制を認め,イギリス国教会に属しながらその改良をめざすプレスビテリアン(長老派)と,自由な個別教会にもとづいて聖職者を俗人会衆の中から選び,かつ共和主義的傾向をもつ独立派の2つの流れがある。イギリス国教会の儀式やステュアート朝の教会支配に反対したために弾圧され,オランダに亡命したり,メイフラワー号でアメリカに渡り,植民地開拓を行ったりした。当時の中産階級に多く,ピューリタン革命の原動力となった。王政復古後に大部分はイギリス国教会に吸収された。

出典:旺文社世界史事典 三訂版
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