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ピーマン

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ピーマン
Capsicum annuum var. angulosum; sweet pepper
ナス科のトウガラシ (唐辛子)の1変種で,南アメリカ原産であるが,古くから重要な野菜として世界各地で栽培され品種も多い。ピーマンの名はフランス名 pimentに由来しているが,通常,丸みのある果実辛みの弱い品種総称として使われる。トウガラシが細長くて辛いのに対して,アマトウガラシともいう。日本のものは明治期にスペインから導入,改良されて冬期でもフレームでつくられ,年中供給される。品種にカリフォルニアワンダー,ラージベルなど大果のものと,小型のものがある。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

ピーマン(〈フランス〉piment)
トウガラシの変種。実は大きく、独特の香りのある若い果実を食用とする。辛味はない。ピメントペパロニ

出典:小学館
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世界大百科事典 第2版

ピーマン【sweet pepper】
トウガラシの一品種群で欧米のアマトウガラシをいう。また日本のシシトウ(シシトウガラシ)もこの群に属する。ピーマンの名はトウガラシを意味するフランス語のピマンpimentに由来する。草姿はふつうのトウガラシ(辛味種)に類似するが,葉は一般に広大で,とくに果実は大型でシシ(獅子)頭状を呈し,果肉が厚くなる。アメリカ,ヨーロッパブラジル,日本に栽培が多い。トウガラシの甘味種は辛味種より北方諸国で品種が発達したといわれる。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

ピーマン
ぴーまん
bell pepper
[学] Capsicum annuum L. var. angulosum Mill.

トウガラシのうちで、果実に辛味がない甘いトウガラシの1変種。明治時代にアメリカから導入されたイスパニア種といわれる品種がもとになり、今日までに日本人の嗜好(しこう)に適合した多くの品種が作出されて、第二次世界大戦後急速に普及した。果実は大きく、長さ5~7センチメートル、幅4センチメートルの卵形で、数条の縦溝があり、果肉は厚さ5ミリメートルほど、果内は空洞となる。多くの白い扁円(へんえん)形の種子がある。果肉は柔らかく、香りがよくて食味が優れる。品種に、カリフォルニアワンダーなどの大果のものと、やや長形で小形のものとがあるが、大果のものが普及している。

 冬季も温室やハウスで栽培され、一年中供給される。宮崎、茨城、高知の3県が主産地で、ほかに岩手、長野、鹿児島県も出荷量が多い。

[星川清親]

食品

大果のものは輪切りにしてサラダや炒(いた)め物に、また肉など詰め物をして揚げ物にする。また長形で小形のものは焼いたり、てんぷら、煮物などにするとよい。生(なま)のピーマン100グラム中にはカロチン270マイクログラムが含まれるが、油で調理するとカロチンが失われにくく、油炒め100グラム当りのカロチンは280マイクログラム、ビタミンA効力160IUである。なお、トウガラシの類にはピーマンとよく似た名称のピメントがあるが、これは日本のピーマンとは異なる品種で、アメリカにおいてとくに果肉の厚い紅色の甘いトウガラシをさす名前である。ピメントは缶詰、スタッフドオリーブ、ピメントチーズなどに加工される。

[星川清親]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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事典 日本の地域ブランド・名産品

ピーマン[果菜類]
ぴーまん
関東地方、茨城県の地域ブランド。
1948(昭和23)年、進駐米軍の依頼により鹿島地方でのピーマン栽培が始まった。ピーマンは砂質のあたたかい土地を好むため、鹿島地方の砂丘と温暖な気候条件がピーマンを色鮮やかに甘く育てる。有機肥料をたっぷり使った土壌にドーム型の大きなビニールハウスをつくって栽培される。特に、茨城県最南端の神栖市波崎地区で栽培が盛んであり、京浜市場でのシェアはおよそ8割を占めるという。ピーマンは、カルシウムビタミンが豊富。秋・冬・春に収穫する促成型、春・夏に収穫する半促成型、秋・冬に収穫する抑制型があり、一年中収穫できる。特に夏のピーマンは、メラニン脂肪代謝のバランスをよくする作用がある。

出典:日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」
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精選版 日本国語大辞典

ピーマン
〘名〙 (piment) トウガラシのうち、果実が大きく、辛味の少ない栽培品種。ふつう果実は長円形で、頭部が平らになり、縦に溝がある。
※ボッチチェリの扉(1961)〈森茉莉〉「ピーマンを、マヨネエズで和へたのが山盛りになってゐるのを」

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栄養・生化学辞典

ピーマン

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