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ファマグスタ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ファマグスタ
Famagusta
ギリシア語でアモホストス Ammókhostos,トルコ語でマグサ Magusa。キプロス島東部海岸の都市で,同名地区の行政中心地。ファマグスタ湾に面し,キプロス島で最も深い港である。周辺で豊かに産する農産物集散地で,商業が盛ん。綿紡績ブランデー製造,石鹸製造,金属工業なども行われる。付近に遺跡が多く,オセロの塔,14世紀の旧聖ニコラス大聖堂 (現在モスク) ,ベネチア時代の王宮などがあり,観光客も訪れる。 1878~1960年のイギリス統治下に,市の南部に近代的市街が発達した。西約 60kmのニコシアとはハイウェーで結ばれている。住民の約3分の1はトルコ系で,「北キプロス・トルコ共和国」。人口2万3 (1987推計) 。

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デジタル大辞泉

ファマグスタ(Famagusta)
キプロス北部の港町地中海のファマグスタ湾に面する。トルコ語名ガジマウサまたはマゴサ、ギリシャ語名アモホストス。12世紀末より海上交易の要衝として栄えた。ベネチア共和国時代に堅固な城壁が築かれ、16世紀にオスマン帝国に支配された。城壁内の旧市街には、イスラム寺院ララムスタファパシャモスクシェークスピア悲劇オセロ」の舞台となったオセロ塔などが残っている。また、近郊に古代ローマ時代の都市遺跡サラミスがある。

出典:小学館
監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

ファマグスタ【Famagusta】
キプロス東部の港湾都市。ギリシア名アモホストスAmmóchostos。人口8000(1985)。ニコシアの東53kmにあり,ニコシアの外港で,かんきつ類をはじめ,ジャガイモ,豆類,干しブドウ家畜の輸出港。綿織物,ブランデー,セッケン工場が立地する。3世紀にエジプト王により創設され,1291年エルサレムがイスラム教徒に奪回された際に多数の亡命者を受け入れて都市に発展した。シェークスピアの《オセロー》の舞台となり,北方にサラミスの遺跡がある。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

ファマグスタ
ふぁまぐすた
Famagusta

キプロス東部、ファマグスタ湾に臨む港湾都市。ギリシア名ではアモコストスAmmókhostos、トルコ名ではマゴサMagosa、マウサMausaという。人口3万7738(2001)。1974年のトルコ軍侵攻後その支配下に入り、現在もトルコ系住民の支配圏下にある。かつてはキプロス最大の貿易港で海水浴場としても有名であった。トルコのメルシン、シリアのラタキアとの間にフェリーの便がある。14世紀に建造されたサン・ニコラス寺院(現ムスタファパシャ・モスク)は、シェークスピアの悲劇『オセロ』の物語の舞台とみなされている。

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出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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