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ファールス

世界大百科事典 第2版

ファールス【Fārs】
イラン南部,フージスターンイスファハーンケルマーンペルシア湾に接する地方。現在,イランの州の一つで面積約15万m2,人口354万(1991)。州都シーラーズ。ほかにカーゼルーン,ファサー,ラールなどの町がある。前1000年代にアーリヤ系のペルシア人が来住,この地はパールサPārsaと呼ばれた。英語のペルシアはそのギリシア語形ペルシスPersisに由来する。アケメネス朝ササン朝興隆の地で,ペルセポリスナクシ・ルスタムパサルガダエ,フィルザバードなど古代の遺跡が多い。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

ファールス
ふぁーるす
Frs
イラン南部の州。ザーグロス山脈の東部に位置し、南はペルシア湾に面する。面積12万1825平方キロメートル(2000)、人口413万5251(2002推計)。州都はシーラーズ。イラン高原中でも肥沃(ひよく)な地で、穀物、柑橘(かんきつ)類、ブドウ、綿花、サトウダイコンなどを産する。カシュカイ人、ハムセ部族連合などの遊牧民が多く住み、その移動距離は600キロメートルを超える。古代の地名はパールサPrsaで、そのギリシア語形ペルシスPersisが英語のペルシアPersiaの語源となった。
 紀元前二千年紀よりペルシア人が住み着いたこの地は、アケメネス朝、ササン朝興隆の地で、ペルセポリス、パサルガダエ、ナクシュ・イ・ロスタム、などの遺跡が多い。ブワイフ朝、ファールス・アタベク朝、ムザッファル朝、ザンド朝はシーラーズを首都とした。ブワイフ朝のアズドッ・ドウラは、紀元後971年、北部を流れるコル川に長さ120メートルの大堰堤(えんてい)(バンデ・アミール)をつくり、多くの村を開発した。[岡正孝]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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