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フィガロの結婚【フィガロのけっこん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

フィガロの結婚
フィガロのけっこん
Le Mariage de Figaro
フランスの劇作家ボーマルシェ喜劇。5幕,散文。 1784年コメディ・フランセーズで初演。『セビリアの理髪師』の続編として 78年に完成,81年初演の予定であったが,3年間上演を禁止され,それによりかえって空前大当りをとった。大革命を目前にした時期に旧制度批判と第三身分擁護という政治的意味をもっていたが,今日では葛藤喜劇の代表作とされる。5幕3場の長大な独白が有名。モーツァルト作曲によりオペラ化された。

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フィガロの結婚
フィガロのけっこん
Le Nozze di Figaro
楽曲の名称モーツァルト作曲のオペラ・ブッファ。 P.ボーマルシェの戯曲に基づき,ロレンツォ・ダ・ポンテが台本を作成した4幕のオペラで,1786年ウィーンで初演。流麗な音楽によって,原作のもつ風刺反抗の精神をイタリア式恋愛抒情に置き換えている。

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デジタル大辞泉

フィガロのけっこん【フィガロの結婚】
《原題、〈フランス〉Le Mariage de Figaroボーマルシェの戯曲。5幕。1784年初演。アルマビバ伯爵の従僕フィガロが、好色な伯爵機知によってやりこめる散文喜劇。「セビリアの理髪師」の続編。
《原題、〈イタリア〉Le Nozze di Figaroモーツァルト作曲のオペラ。全4幕。1786年ウィーンで初演。に基づく。

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デジタル大辞泉プラス

フィガロの結婚
オーストリアの作曲家W・A・モーツァルトのイタリア語による全4幕のオペラ(1786)。原題《Le Nozze di Figaro》。フランスの劇作家ボーマルシェによる同名の戯曲に基づく。ロッシーニのオペラ『セビリア理髪師』の続編にあたる。

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世界大百科事典 第2版

フィガロのけっこん【フィガロの結婚】
(1)フランスの劇作家ボーマルシェの戯曲。《Le mariage de Figaro》。別名《狂った一日La folle journée》。5幕散文喜劇。1780年作,84年コメディ・フランセーズで初演。フィガロ三部作の第2部で,世界的に有名な傑作として知られる。第1部《セビリャの理髪師》で下僕フィガロに助けられたアルマビバ伯爵とロジーヌが結ばれてから舞台は3年後。いまは伯爵の執事フィガロと腰元頭シュザンヌの結婚が,彼女を狙う伯爵の策謀で危うくなるが,二人の知恵と愛情はこれを打ち破り,伯爵の浮気心をこらしめ,幸福な結末を迎える。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

フィガロの結婚
ふぃがろのけっこん
Le Mariage de Figaro

フランスの劇作家ボーマルシェの五幕散文喜劇(1784)。副題「狂おしき1日」。前作『セビーリャの理髪師』の後編。ロジーヌと結ばれたアルマビバ伯爵が夫人の侍女シュザンヌを誘惑しようとするのを知ると、彼女との結婚を許されている伯爵の下僕フィガロは窮地に陥る。伯爵はシュザンヌに「初夜権」を行使しようとするし、フィガロは結婚の約束をしたことのある老女マルスリーヌからその履行を迫られる。夫の浮気を断念させようと願う夫人がシュザンヌに変装し待ち合わせ場所に赴くと、伯爵は計略にまんまとひっかかり、苦労のすえ手に入れたのが奥方とわかる一方、マルスリーヌもフィガロの実母だと判明して、芝居は大団円となる。フィガロの知略のうちに貴族の特権行使に反抗する第三身分の姿をみた観客は熱狂し、この劇は連続68回上演という空前の大当りをとった。モーツァルトがこの戯曲をオペラにしたことは名高い。

[市川慎一]

オペラ

オペラは、ダ・ポンテのイタリア語台本により、モーツァルトが1786年に完成、同年ウィーンで初演された。当時のウィーンでは、ヨーゼフ2世の命令により、ボーマルシェの原作を上演することは禁じられていたため、モーツァルトとダ・ポンテはこの戯曲の階級闘争的側面をあまり強調しないよう努めたが、それでも当時この歌劇に反感を抱いた人々は多く、妨害工作もあって初演の際の人気はいまひとつであった。しかし、その後プラハで行われた公演は大成功を収め、以後モーツァルトの代表的傑作として高い人気を保ち続けている。このなかには序曲をはじめ、舞台を離れて単独で演奏される名曲が多く、フィガロの歌う「もう飛ぶまいぞ、この蝶々(ちょうちょう)」や、ケルビーノの「恋とはどんなものかしら」などのアリアがとくに名高い。日本初演は1952年(昭和27)芸術祭合同公演として歌舞伎(かぶき)座で行われている。

[三宅幸夫]

『辰野隆訳『フィガロの結婚』(岩波文庫)』『小場瀬卓三他訳『マリヴォ/ボーマルシェ名作集』(1970・白水社)』

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精選版 日本国語大辞典

フィガロのけっこん【フィガロの結婚】
[一] (原題Le Mariage de Figaro) 戯曲。五幕。ボーマルシェ作。一七八〇年成立。八四年コメディ‐フランセーズ初演。アルマビバ伯爵の従僕フィガロが、機知によって好色な主人を退け、侍女シュザンヌと結婚する喜劇。「セビリアの理髪師」の後日物語。日本では昭和二四年(一九四九)ピカデリー劇場で俳優座初演。
[二] (原題La Nozze di Figaro) オペラ。四幕。モーツァルト作曲。一七八六年ウィーンで初演。(一)を原作としたダ=ポンテの台本に基づく、オペラ‐ブッファ風の傑作。「恋とはどんなものかしら」「もう飛ぶまいぞ、この蝶々」などのアリアが有名。

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