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フエ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

フエ
Hue
ベトナム中部,トゥアティエンフエ省の省都。ユエとも呼ばれるが,これはフランス語読み。首都ハノイの南南東約 550km,南シナ海沿岸の狭い海岸平野にあり,背後にアンナン山脈の前山が迫る。前 200年頃の記録に中国の軍事拠点として現れる古い町で,200年頃からはチャム族の支配下に入ったが,14世紀初め南進してきたベトナムに併合された。 17世紀グエン氏 (→阮氏 ) の居城を中心に城下町が築かれ,グエン王朝の成立 (1802) 後,ザロン帝 (→阮福映 ) がハノイから遷都して本格的に発展し始め,1945年バオ・ダイ (保大) 帝が退位するまで王都として繁栄した。現在商工業の中心地で,綿織物,絹織物,製材,セメント,精米などの工業がある。また同国中部の文化の中心地でもあり,フエ大学 (1957) をはじめとする教育機関が集まる。アンナン山脈に源を発するフオン川 (香河) が市内を貫流し,その左岸に旧市街が,右岸にはフランス保護領時代 (1883~1945) に発達したヨーロッパ風の市街や商業地区が広がる。ベトナム戦争中,1968年のテト攻勢の際に戦場となり,市街は相当破壊された。市内外には旧王宮のほか,歴代皇帝の墓,ティエン・ムー寺などが保存され,1993年世界遺産の文化遺産に登録。国道1号線,トンニャット鉄道,航空路により南北の二大都市ホーチミンとハノイと結ばれる。人口 21万 1085 (1989) 。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

フエ(Hue)
ベトナム中部、トゥアティエンフエ省の都市。同省の省都。首都ハノイホーチミンのほぼ中間に位置し、フォンザン川が流れる。1806年に阮朝の首都、1883年に安南首府となった。城壁に囲まれた旧市街には王宮、寺院霊廟(れいびょう)などの史跡が多く、1993年に「フエの建造物群」の名称で同国初の世界遺産(文化遺産)に登録された。ユエ。
[補説]「ユエ」はフランス語読みによる。「順化」とも書く。

出典:小学館
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世界遺産情報

フエ
フエはベトナム中部に位置し、19世紀には、ベトナム最後の王朝阮朝の都がおかれました。ゆったりと流れるフオン河のほとりに王宮、寺院、皇帝廟と風格のある建物が点在する落ちついたたたずまいの町です。ベトナム最後の王朝、阮グエン王朝の都フエは、「建築上のポエム」と呼ばれており、フエの建造物群としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されています。 フランス式の城郭と中国風の王宮は、絶えず大国に抵抗してきたベトナムの歴史を物語っています。

出典:KNT近畿日本ツーリスト(株)

世界大百科事典 第2版

フエ【Hue】
ベトナム中部,アンナン地方の古都。人口21万9000(1992)。フランス語風にユエとも呼ばれ,漢字では順化と書く。標高15m,南シナ海海岸から約16km内陸の海岸平野にあり,市の中央をフォンザン川(香江)が流れる。この町はすでに3世紀にはチャム族に占拠され,10世紀には彼らの建てたチャンパ王国の中心でもあった。しかしベトナム人の南進に伴い,チャンパの勢力は衰え,14世紀には完全にベトナム人の勢力範囲に入り,さらに18世紀後半の国内の内乱,いわゆるタイソン(西山)党革命の際にはタイソン党の拠点の一つとなった。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

フエ【Hué】
ベトナム中部の都市。精米・製材が盛ん。1802年以来阮げん朝の首都で史跡が多い。ユエ。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

フエ
ふえ

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

フエ
(Hué) ベトナム中部の都市。一七世紀からクアンナム王朝の、一八〇二~一九四五年はグエン王朝の首都であった。フエ川に臨む。漢名、順化。フランス語名ユエ。

出典:精選版 日本国語大辞典
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