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フォイエルバハ論【ふぉいえるばはろん】

日本大百科全書(ニッポニカ)

フォイエルバハ論
ふぉいえるばはろん
エンゲルスの著作。正称は『ルートウィヒ・フォイエルバハとドイツ古典哲学の終結』Ludwig Feuerbach und der Ausgang der klassischen Philosophie。1886年に『ノイエ・ツァイト』誌第4年次の第4号および第5号に発表され、88年にエンゲルスの前書きをつけた改訂版が単行本としてシュトゥットガルトで刊行された。ドイツ古典哲学のもっとも重要な代表者ヘーゲルとフォイエルバハとマルクス主義との関係を示し、弁証法的・史的唯物論の基礎の系統的な叙述を与えている、マルクス主義の基本文献の一つ。
 ヘーゲル学派は1830年代末、左派と右派に割れて解体過程に入り、フォイエルバハの『キリスト教の本質』(1841)が、唯物論の立場からヘーゲル体系を突き破ってわきに投げ捨てた。エンゲルスはマルクスとともに、フォイエルバハを発展させると同時に、ヘーゲルを単に投げ捨てるのでなく、その弁証法的方法を批判的に摂取したことによって、マルクス主義が成立したゆえんを説明している。[古賀英三郎]
『藤川覚・秋間実訳『フォイエルバッハ論』(大月書店・国民文庫)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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