@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

ブニュエル

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ブニュエル
Buñuel, Luis
[生]1900.2.22. カランダ
[没]1983.7.29. メキシコシティー
スペインの映画監督。 1926年からパリで助監督を経験。 28年 S.ダリと共同で監督した『アンダルシアの犬』 Un chien andalouは次作『黄金時代』L'Age d'or (1930) とともにシュルレアリスム映画の代表作。また,短編記録映画『糧なき土地』 Terre sans pain (32) 以降の『忘れられた人々』 Los Olvidados (50,カンヌ国際映画祭監督賞) ,『ビリディアナ』 Viridiana (61) ,『小間使いの日記』 Le Journal d'une femme de chambre (64) ,『昼顔』 Belle de jour (67) ,『欲望のあいまいな対象』 Cet obscur objet du désir (77) など,メキシコやフランスでの劇映画にも多くの傑作がある。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

ブニュエル(Luis Buñuel)
[1900~1983]スペイン生まれの映画監督。シュールレアリスムの影響を受け、パリで前衛映画アンダルシアの犬」を制作。以後、特異な作品を発表。作「小間使の日記」「昼顔」など。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

ブニュエル【Luis Buñuel】
1900‐83
スペイン生れの映画監督。〈愛と怒りの人間喜劇〉を描きつづけたアナーキーなシュルレアリストとして知られる。カランダの裕福な地主の家に生まれ,イエズス会の学校を経てマドリード大学に学び,詩人劇作家のフェデリコ・ガルシアロルカ,画家のサルバドールダリらと親交を結び,シュルレアリスム運動に心をひかれる。1925年にパリに移り住んでから,ジャン・エプスタン監督《アッシャー家の末裔(まつえい)》(1928)の助監督をつとめたのち,ダリとの共同脚本によるシュルレアリスムの映画的マニフェストともいうべき短編《アンダルシアの犬》(1928)をつくり,その特異なスタイルによって注目を浴びた。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

ブニュエル【Luis Buñuel】
1900~1983 映画監督。生国スペインのほかメキシコ・フランスで制作。超現実主義映画の「アンダルシアの犬」ののち、アナーキーで辛辣しんらつな作品を発表し続けた。作「黄金時代」「忘れられた人々」など。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

ブニュエル
ぶにゅえる
Luis Buuel
(1900―1983)
スペイン出身の映画監督。2月22日アラゴンのカランダに生まれる。敬虔(けいけん)なカトリック教徒として教育を受けたが、17歳でマドリード大学に進学してからガルシア・ロルカ、S・ダリらと知り合い、シュルレアリスムの洗礼を受けた。1923年パリに出てA・ブルトンのグループと親交を結び、1928年にはダリの協力のもとに前衛映画『アンダルシアの犬』を発表、続く『黄金時代』(1930)とともに、人間の心に潜む不合理や衝動や欲望、宗教や社会通念を逆なでする批判精神のあふれ返る作品としてセンセーションを巻き起こした。渡米を挟んで、スペイン僻地(へきち)のドキュメンタリー『糧(かて)なき土地』(1933)を発表後、ふたたびアメリカへ行くなどして、結局1947年からメキシコの商業映画界で仕事を始め、スラムの少年たちを描いた『忘れられた人々』(1950)で注目を浴びた。しかし、ブニュエルが国際的評価を受けるのは、メキシコでの『ナサリン』(1958)、スペインでの『ビリディアナ』(1961)がカンヌ国際映画祭で受賞し評判をよんでからである。メキシコで『皆殺しの天使』(1962)、以後フランスで『小間使の日記』(1964)、『昼顔』(1967)、『哀(かな)しみのトリスターナ』(1970)、『ブルジョアジーの秘(ひそ)かな愉(たの)しみ』(1972)、『自由の幻想』(1974)、『欲望のあいまいな対象』(1977)などを次々に発表。これらの劇映画もアバンギャルド時代そのままに悪夢と不合理な欲望に満ち、悪意とブラック・ユーモアに彩られた反逆的な内容で、現代のブルジョアの心に潜む説明のつかない不安を形象化した。メキシコ時代の劇映画が注目され始めたのは1960年代からだが、体系的な評価はまだ途上にある。1983年7月29日、メキシコシティで死去した。[出口丈人]

資料 監督作品一覧

アンダルシアの犬[サルバドール・ダリとの共同監督] Un chien andalou(1928)
黄金時代 L'ge d'or(1930)
糧なき土地 Las Hurdes(1933)
グラン・カジノ Gran Casino(1946)
のんき大将 El gran calavera(1949)
スサーナ Susana(1950)
忘れられた人々 Los olvidados(1950)
賭博師の娘 La hija del engao(1951)
昇天峠 Subida al cielo(1951)
愛なき女 Una mujer sin amor(1951)
乱暴者 El Bruto(1952)
エル El(1952)
幻影は市電に乗って旅をする La Ilusin viaja en tranva(1953)
嵐が丘 Abismos de pasin(1953)
ロビンソン漂流記 Robinson Crusoe(1954)
河と死 El ro y la muerte(1954)
アルチバルド・デラクルスの犯罪的人生 Ensayo de un crimen(1955)
それを暁と呼ぶ Cela s'appelle l'aurore(1956)
この庭に死す La mort en ce jardin(1956)
ナサリン Nazarn(1958)
熱狂はエル・パオに達す La fivre monte El Pao(1959)
若い娘 The Young One(1960)
ビリディアナ Viridiana(1961)
皆殺しの天使 El ngel exterminador(1962)
小間使の日記 Le journal d'une femme de chambre(1964)
砂漠のシモン Simn del desierto(1965)
昼顔 Belle de jour(1967)
銀河 La voie lacte(1968)
哀しみのトリスターナ Tristana(1970)
ブルジョワジーの秘かな愉しみLe charme discret de la bourgeoisie(1972)
自由の幻想 Le fantme de la libert(1974)
欲望のあいまいな対象 Cet obscur objet du dsir(1977)
『L・ブニュエル著、矢島翠訳『映画――わが自由の幻想』(1984・早川書房)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

ブニュエル
(Luis Bunuel ルイス━) スペインの映画監督。パリで、超現実的な幻想と、現実の融合した前衛映画「アンダルシアの犬」「黄金時代」などを発表。第二次世界大戦後はメキシコ、フランスなどで活動。(一九〇〇‐八三

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ブニュエル」の用語解説はコトバンクが提供しています。

ブニュエルの関連情報

関連キーワード

[各個指定]工芸技術部門パリウンベルト1世義和団事変ケイロース酒井雄三郎ドール耐火物セントルイス・カージナルス内閣総理大臣

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation