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ブラバント公国【ブラバントこうこく】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ブラバント公国
ブラバントこうこく
Hertog van Brabant; Duchy of Brabant
ベルギー中世の封建国家。 1190年ブリュッセル伯アンリ1世の建国に始る。メルセン条約後東フランク (ドイツ) 支配下のロタリンギア (ロートリンゲン) に含まれたネーデルラント南部は,封建割拠化が進み,エノー,ルクセンブルク,リンブルフ,ブラバントの諸公伯領が事実上独立した。このなかから台頭したブラバント公国は,13世紀末ジャン1世のとき商業路確保のためリンブルフと争ってこれを併合,ジャン3世は 1354年自由憲章を公布して,公国内の安全と都市商工業の発展を約束した。アントワープ (アントウェルペン) ,ルーバン,ブリュッセル (1383年以後首都) などの都市は毛織物産業で栄え,諸都市のコミューン運動も発展した。ジャンの死後ルクセンブルク公がブラバント公を兼ねると,この地をねらう隣接のフランドル伯は,呼応する都市貴族と結んでブラバントと長期の戦争を起した。ブラバント公側には都市ギルドがつき,さらにブルゴーニュ公の支援を頼んだが,かえってブルゴーニュ公国に併合され,1430年独立を失った。その後この地はブルゴーニュ公家の断絶により,77年他のネーデルラント諸地方とともにオーストリア領,次いでスペイン領となり,アントウェルペン港の繁栄は絶頂に達した。 17世紀,北半分をオランダに奪われ (オランダ領北ブラバント州) ,ベルギー領ブラバントは現在ブラバント,アントウェルペンの両州に分れている。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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