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ブーシェ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ブーシェ
Boucher, François
[生]1703.9.29. パリ
[没]1770.5.30. パリ
フランスの画家,版画家。フランソア・ルモアーヌに師事し,アントアーヌ・ワトー,ペーテル・パウル・ルーベンスの作品を研究。1723年王立アカデミーのローマ大賞を獲得。1727~31年イタリアを旅行し,ジョバンニ・バティスタ・ティエポロおよびパオロ・ベロネーゼの影響を受けた。1737年王立アカデミー教授,同年モリエールの作品の挿絵を制作。1746~65年国王の愛妾ポンパドゥール侯夫人の保護を受け,絵画制作のほか版画,タペストリーゴブラン織磁器などの下絵図案を制作。1763年ルイ15世の宮廷首席画家,1765年アカデミー会長。ロココ期(→ロココ美術)の代表的作家として,18世紀の貴族趣味の甘美な女神画や上流階級の肖像画,風俗画のほか,庶民的な風物も描いた。主要作品『ビーナスの勝利』(1740,スウェーデン国立美術館),『浴後のディアナ』(1742,ルーブル美術館),『ポンパドゥール侯夫人』(スコットランド国立美術館)。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

ブーシェ(François Boucher)
[1703~1770]フランスの画家。明るく甘美な色彩神話画や風俗画を描き、ロココ絵画を代表する一人となった。タペストリーの下絵、舞台装飾などでも活躍。

出典:小学館
監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

ブーシェ【François Boucher】
1703‐70
フランス・ロココの画家。パリ生れ。父は装飾画工,版画商。ルモアーヌF.Lemoyneに学び,ワトーの絵の彫版,挿絵制作で生計を立てる。1724年ローマ賞を得て27‐31年イタリアに留学し,ギリシア・ローマ神話に親しみ,光と色彩の感覚を学ぶ。35年よりベルサイユ宮殿の〈王妃の間〉の装飾を手がける。その前年《ルノーとアルミダ》でアカデミーに入り,37年にはアカデミー教授,55‐65年ゴブラン制作所所長,65年王の首席画家となる。

出典:株式会社平凡社
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ぶーしぇ【ブーシェ】

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日本大百科全書(ニッポニカ)

ブーシェ
ぶーしぇ
François Boucher
(1703―1770)

フランスの画家。パリに生まれ、同地に没。画家の父に絵の手ほどきを受け、のちにルイ15世の首席画家となるフランソア・ルモワーヌに師事する。1723年ローマ賞を獲得。27年から31年までイタリア滞在、装飾画家ティエポロの影響を受ける。帰国後の34年『ルノーとアルミード』(ルーブル美術館)によってアカデミー会員に迎えられた。彼は、ワトーを受け継ぎフラゴナールに継承されていくフランス・ロココ美術の代表者で、王朝趣味の甘美で華麗な壁面装飾を得意とした。神話画、寓意(ぐうい)画、肖像画のほか、田園風景画や風俗画も描き、タペストリーや陶器の図柄、演劇や歌劇の舞台装飾も手がけている。また、傾倒していたワトーの素描をもとに模刻版画集も出版している。当時流行した中国趣味(シノワズリー)の第一人者としても名高い。ルイ15世の寵姫(ちょうき)ポンパドゥール夫人の庇護(ひご)を受けて全盛を極め、65年には国王の首席画家となり、同時にアカデミーの会長に就任した。同時代の評論家ディドロは、ブーシェの色彩と構図と対象の豊麗さに感嘆しながらも、そこに真実の追求がないことを批判している。代表作には、スービーズ邸の壁画をはじめ、『ビーナスの凱旋(がいせん)』(1733・ストックホルム美術館)、『オダリスク』(1743・ルーブル美術館)、『ポンパドゥール夫人』(1758・ロンドン、ウォーレス・コレクション)などがある。

[染谷 滋]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ブーシェ
(François Boucher フランソワ━) フランスの画家。ロココ絵画の代表者。甘美な画風で風俗画・神話画を描き、壁画・タペストリーの下絵も多く手がけた。(一七〇三‐七〇

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