●プロジェクト・メソッド
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
プロジェクト・メソッド
project method
構案法などと訳すこともある。 20世紀初頭から新教育の思潮に基づいて試みられた学習指導の一形態。 1918年にアメリカの W.H.キルパトリックが初めて提唱した。 J.デューイの思考の段階と活動主義とに基づくもので,子供の自発的,能動的な学習,子供の問題解決への活動による総合的理解,学習活動の教室外への解放などが要点とされる。児童,生徒の主体性を強調する反面,知識の系統性,教師の指導性を軽視する弱点をもっている。
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日本大百科全書(ニッポニカ)
プロジェクト・メソッド
ぷろじぇくとめそっど
project method
アメリカの教育哲学者キルパトリックの提唱した授業形態。学校農園で穀物を生産する農業プロジェクトや、学校で生徒が新聞を発行する新聞プロジェクトなどを発展させたもので、彼はプロジェクトを「生徒が計画し現実の生活において達成される目的をもった活動」と定義している。つまり子供たちに目的設定、計画、遂行、評価の活動を行わせ、生産や生活の向上を目ざす、新しい教育を指向した。
[武村重和]
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