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プロノイア

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

プロノイア
pronoia
摂理」のギリシア語。理性的な神の観念と連関した概念で,プラトンにもみられるが,顕著な形で現れるのはストア派の自然学においてである。宇宙は理性的な霊魂としての神によって支配されている一つの大きな生物体であり,一見偶然であるかにみえる自然的存在の生成消滅の諸原因は,実はすべてを合目的的に形成する内在的な神の理性的な摂理,完全な知恵によって連関しており,自然的存在の全体と諸部分もそれゆえ密接に連関している。この観念は主として新プラトン主義に継承された。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典 第2版

プロノイア【pronoia】
語源的には,まず〈配慮〉,つづいて〈管理〉を意味するギリシア語で,11世紀以後のビザンティン帝国において,国家が下賜する条件付の土地所有(厳密には,特定の地域からの一定の租税収入額の移譲の一形態)を指す専門用語となった。同制度はバルカンのビザンティン領土を併合した南スラブ人国家やベネチア領ダルマツィアのスカダル地方でも普及した。条件付とは,本来プロノイアが,受給者本人の生涯に限って(後に初めて世襲化),ストラテイアstrateiaとよばれた対国家義務の提供を代償として与えられる点にある。

出典:株式会社平凡社
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