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プロメテウス

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

プロメテウス
Promētheus
ギリシア神話の神。ティタンイアペトスオケアノスの娘クリュメネの子で,アトラスエピメテウスらの兄弟。「先見持主」を味するその名のとおり,非常な知恵者で,ティタンたちとオリュンポスの神々の戦いのおりには,いち早く後者の側の勝利を予見し,ティタン神族に属していたにもかかわらずゼウスの味方になり,必勝の策略を教え,その勝利に不可欠な貢献をした。一伝によれば,プロメテウスは,彼が創造した人類のために,ゼウスが与えることを拒んだ天上の火を盗み出してきてやったため,ゼウスの怒りを買い,ゼウスはこの罪を罰するため,ヘファイストスに命じてつくらせた最初の女性パンドラを,エピメテウスに花嫁として贈り,これによって人類を不幸に陥れる一方で,プロメテウスをコーカサス岩山の頂にはりつけにし,昼間の間中わし肝臓を食わせるという極刑に処した。しかし最後には,彼はわしを退治したゼウスの息子ヘラクレスによってこの患から解放されてゼウスと和解し,彼がテティスと結婚すると,この女神の生む子に王権を奪われることになると教え,彼の主権が永続するようにしてやったという。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

プロメテウス(Promētheus)
ギリシャ神話で、ティタン(巨人神族)の一人。アトラス・エピメテウスの兄弟。天上の火を盗んで人間に与えた罰として、ゼウスの命でカウカソス山にでつながれ、毎日、(わし)に肝を食われるが、ヘラクレスに救われる。
(Prometheus)土星の第16衛星。1980年に発見。名はに由来。土星に4番目に近い。非球形で細長く長径は約150キロ、短径は約70キロ。

出典:小学館
監修:松村明
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デジタル大辞泉プラス

プロメテウス
2012年のアメリカ映画。原題《Prometheus》。監督:リドリースコット脚本:ジョン・スパイツ、デイモン・リンデロフ。出演:ノオミ・ラパス、マイケル・ファスベンダー、シャーリーズ・セロンイドリス・エルバほか。SFホラー映画「エイリアン」の前日談を描く。

出典:小学館
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プロメテウス
SFアニメ「超時空要塞マクロス」シリーズに登場する宇宙戦艦。地球統合軍の大型航空母艦。正式には「CVS-101プロメテウス」。

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世界大百科事典 第2版

プロメテウス【Promētheus】
ギリシア神話のティタン(巨人)神の一人。その名は〈先に考える男〉の意。イアペトスIapetosの子。アトラス,エピメテウスEpimētheus(〈後で考える男〉の意)の兄弟。デウカリオンの父。ヘシオドスの《神統記》によれば,かつて神々と人間が犠牲獣の分け前をめぐって争ったとき,彼は牛の骨を脂肉で包んだものと,肉と内臓を皮に包んだものをつくって,いずれを取るかゼウスに選ばせた。するとゼウスは前者に手を出したため,以後,犠牲獣の美味な部分は人間が食する定めとなった。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

プロメテウス【Promētheus】
ギリシャ神話のティタン神族の一人。アトラスの兄弟。先に考える者、の意。粘土から人間を創ったとされる。天上の火を人間のために盗み与えたことで、ゼウスの怒りをかい、カフカス山の岩に鎖で縛られ、鷲に肝臓をついばまれるという責め苦にあうがヘラクレスに救われる。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

プロメテウス
ぷろめてうす
Prometheus
ギリシア神話のティタン神族の1人。アトラスやエピメテウスの兄弟にあたる。ティタン神族とオリンポス神族が覇権を争ったとき、プロメテウスは世界の支配権がゼウスに帰することを予見して彼に味方した。そのため敗れたティタンたちが大地の奥底タルタロスに投げ込まれても、彼だけは神々や人間たちと自由に往来することを許された。しかし、やがて悲惨な状態にある人間に深く同情するようになったプロメテウスは、人間に対して容赦のないゼウスと対立するようになる。犠牲の牛を神々と人間で分け合う方法を決めるときも、またプロメテウスが天上の火を盗み出して人間に与えたときも、ゼウスは痛いめにあった。当時の人間は火をもたず、したがって夜は暗闇(くらやみ)のなかで野獣を恐れ、火を用いて食物を料理することも知らなかったので、彼は大茴香(おおういきょう)の茎の中に天上の火を隠して地上へもたらしたという。さらにプロメテウスは、人間が生きていくために必要な知恵と技術を教え、まさしく人類の文化の恩人であった。が、ここに至ってついにゼウスはプロメテウスと人間に対して仕返しをする。つまり、人間の最初の女パンドラをつくってエピメテウスのもとへ連れてゆき、人間にあらゆる災いをもたらすとともに、プロメテウスを遠いコーカサスの岩山に鎖でつないで大鷲(おおわし)に彼の肝臓を食わせ、夜の間にふたたび肝臓が元どおりに回復するという絶えることのない苦痛を与えた。長い年月ののち、旅の途中のヘラクレスが大鷲を射落としてプロメテウスを救い出し、やがてゼウスとプロメテウスは和解する。[伊藤照夫]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

プロメテウス
(Promētheus) ギリシア神話中の英雄。ティタン族のイアペトスの息子。ゼウスから火を盗み、人間にもたらしたことから、ゼウスにカウカソスの絶壁に鎖でつながれ、ワシに内臓をついばまれる苦しみを受けた。

出典:精選版 日本国語大辞典
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旺文社世界史事典 三訂版

プロメテウス
Prometheus
ギリシア神話中の巨人
土塊から人間を造り,技術を授けた。ゼウスから火を盗んで人間に与えたため,コーカサスの岩山にしばられ,毎日鷲 (わし) に肝臓を食われては癒 (い) えるという苦しみを多年なめたが,ヘラクレスに救われた。

出典:旺文社世界史事典 三訂版
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