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ヘテロフォニー

デジタル大辞泉

ヘテロフォニー(heterophony)
多声性を表す音楽用語複数の声部が基本的には同一の旋律を、アレンジしながら、同時に進行するもの。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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世界大百科事典 第2版

ヘテロフォニー【heterophony】
音楽における多声進行の諸形態の一つ。合奏(歌と器楽伴奏,合唱をも含む)において,複数の声部が基本的に同一の旋律を奏しながらも,一糸乱れずにユニゾンで進行するのではなく,それぞれが一時的に原旋律から逸脱し,旋律的・リズム的に変奏を行うもの。各声部は独立しており,他声部の音との協和はほとんど考慮されない。 ヘテロフォニーという術語の起源は古代ギリシアにさかのぼり,プラトンが《法律》の第7巻で用いている。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ヘテロフォニー【heterophony】
各声部が独自の旋律をもつのではなく、近似した旋律が偶発的あるいは意識的にずれて演奏される音楽の形態。近世邦楽は後者にあたる。 → モノフォニーポリフォニーホモフォニー

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

ヘテロフォニー
へてろふぉにー
heterophony英語
Heterophonieドイツ語
音楽において多声性のテクスチュア(音構成原理)を形成する方式の一つ。「異音(性)」を意味するが、まったく異なる旋律を複数声部に同時に割り当てる狭義のポリフォニーとは違って、基本的に同一ないし類似した旋律の変形(群)を同時に聞かせるアンサンブルの方式をさす用語として限定的に用いるのが普通である。その具体的な方法としては、単純明解な旋律を一つの声部に任せておき、その安定した基礎のうえにのった形で装飾音型を重ねる方式が多く、ヨーロッパの中世教会声楽オルガヌムやバロック期の定旋律利用多声楽、日本の三味線音楽での楽器と声の関係、アジア諸民族の合奏形式(ガムランなど)に典型的にみられる。しかし、多声性やヘテロフォニーといった用語ないしその概念自体が西欧的な分類思考の所産であるため、非ヨーロッパ世界の音楽の重奏的テクスチュアの多様性を説明するためには、それぞれの文化での用語体系に立脚する必要があり、日本の場合、不即不離(つかず離れず)、ずれ(ずらし)といった用例が適切である。[山口 修]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ヘテロフォニー
異音性」のページをご覧ください

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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