@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

ヘレネ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ヘレネ
Helene
ギリシア神話の女性。スパルタテュンダレオスレダが,白鳥に変身したゼウスと交わり生んだ卵から,ディオスクロイおよびクリュタイムネストラとともに出生した世界一の美女。テセウスによってさらわれたが,彼がペルセフォネをさらおうとして冥府に行った間にディオスクロイによってスパルタに連れ戻され,ギリシア中の英雄たちの求婚を受けた末にメネラオスと結婚し,娘ヘルミオネを生んだ。夫の留守中に,その宮廷に客として滞在していたトロイの王子パリスに誘惑されてトロイに連れ去られ,これがトロイ戦争の原因となった。パリスがフィロクテテスで射殺され戦死すると,その兄弟デイフォボスの妻になったが,トロイが落城すると,彼女はメネラオスと仲直りしてスパルタに帰り,最後には夫とともにエリュシオンの楽園で不死の生をおくることを許されたという。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ヘレネ
Helenē
ギリシアのエウリピデスの悲劇。前 412年上演。パリスがトロイへ連れていったのはヘレネ自身ではなく,実はその幻影であったというステシコロスの歌に基づく作品。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

ヘレネ(Helenē)
ギリシャ神話で、絶世の美女。ゼウスレダとの娘。スパルタ王メネラオスの妻となっていたが、トロイアの王子パリス誘拐されたことから、トロイア戦争が起こった。ヘレンヘレーネ
(Helene)土星の第12衛星。1980年に発見。名はに由来。土星とディオーネが形成するラグランジュポイントのうち、ディオーネの公転方向前側に位置する。後ろ側付近にはポリデューシスがある。非球形で平均直径は約32キロ。ヘレーネ。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

ヘレネ【Helenē】
ギリシア伝説の絶世の美女。英語ではヘレンHelen。白鳥の姿で近づいたゼウスがスパルタ王妃レダに産ませた卵からかえった。実の母親は復讐の女神ネメシスともいう。ギリシア中から集まった多数の求婚者の中から,ミュケナイ王アガメムノンの弟メネラオスを夫に選んだ彼女は,スパルタ王妃となって1女ヘルミオネHermionēをもうけた。しかし夫の留守中,トロイアの王子パリスに誘惑されて館を出奔したため,トロイア戦争が起き,パリスはこの戦争で弓の名手フィロクテテスに射殺された。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

ヘレネ【Helenē】
ギリシャ神話の絶世の美女。ゼウスとレダとの娘。スパルタ王妃となったが、トロイの王子パリスが恋して略奪したことからトロイ戦争が起こった。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

ヘレネ
へれね
Helene
ギリシア神話でトロヤ戦争の原因となった絶世の美女。鵞鳥(がちょう)に化けたネメシス(天罰の女神)と白鳥に化けたゼウスが交わって生じた卵から生まれたとも、あるいはゼウスが白鳥の姿となってスパルタ王ティンダレオスの妻レダに通じて生ませたとも伝えられる。第二の説によれば、レダは神の血を引くヘレネとポリデウケス、人間の血を引くクリタイムネストラとカストルを生んだ。ヘレネは12歳のとき英雄テセウスにさらわれるが、このときは兄弟(カストルとポリデウケス)に救い出される。やがて彼女をめぐってギリシア中から求婚者が押し寄せるが、彼女は結局スパルタ王メネラオスの妻となる。そして娘ヘルミオネを生みながら、今度はトロヤの王子パリスに誘惑されてトロヤへ出奔する。トロヤ遠征は、こうして彼女を取り返すため、全ギリシアの英雄たちによって企てられた。激闘10年ののち、ついにトロヤが陥落すると、メネラオスは戦争の元凶であるヘレネを罰しようと彼女の胸に剣を突きつけるが、その美しさに打たれて剣を取り落とす。そしてヘレネは夫とともにスパルタに帰還し、幸せな余生を送った。また死後は、「白い島」(一種の極楽)でアキレウスと結婚したとも伝えられる。本来、彼女は樹木神、あるいは豊穣(ほうじょう)女神であったのが、のちに英雄伝説中のさらわれる美女に変貌(へんぼう)したものと考えられている。[中務哲郎]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

ヘレネ
(Helene)⸨ヘレネー⸩ ギリシア神話中の美女。ゼウスとレダの子。スパルタ王メネラオスの妃。トロイ王子パリスに誘拐(ゆうかい)されたのがもとでトロイ戦争が起こった。

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

旺文社世界史事典 三訂版

ヘレネ
Helene
ギリシア神話の中の女性
ゼウスと人間の女性レダとの間に生まれ,のちスパルタ王メネラオスの妻となったが,トロヤの王子パリスに誘拐され,トロヤ戦争の原因をつくった。

出典:旺文社世界史事典 三訂版
執筆者一覧(50音順)
小豆畑和之 石井栄二 今泉博 仮屋園巌 津野田興一 三木健詞
 
Copyright Obunsha Co.,Ltd. All Rights Reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ヘレネ」の用語解説はコトバンクが提供しています。

ヘレネの関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation