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ベスプッチ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ベスプッチ
Vespucci, Amerigo
[生]1454. フィレンツェ
[没]1512. セビリア
イタリアの商人,探検家,航海者。公証人の子として生れ,メディチ家の銀行員として働く。 1491年メディチ家と取引のあるセビリアにおもむき,船舶の出航準備を業としていた G.ベラルディという人物のもとで働く間に,C.コロンブスの出航準備に立会い知合いとなった。 99年スペイン探検隊に加わって現在のギアナからブラジルにかけての南アメリカ沿岸を探検,1500年帰国。次いで 01~02年ポルトガル探検隊を率いてグアナバラ湾 (リオデジャネイロ湾) からリオデラプラタにまで達し,南アメリカがアジア大陸とは別の新大陸であることを確信。 07年ドイツの地理学者マルティン・ワルトゼーミュラーは『世界誌序論』のなかで,アメリゴ・ベスプッチの業績をたたえるために,その名をとって新大陸をアメリカと名づけることを提唱した。最初は南アメリカ大陸のみの名称であったが,のちに南北アメリカ大陸の名称となった。 05年スペインに招かれて西インド諸島商社に席を与えられ,さらに 08年最高航海士の称号を贈られた。晩年にスペイン市民権を得て,自身の探検に基づく航海図の作成を準備したが,12年死亡。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

ベスプッチ(Amerigo Vespucci)
[1454~1512]イタリア航海者商人。1499年からポルトガル王の援助による2回の航海で、南米大陸をマゼラン海峡まで南下し、新大陸であることを確信。彼のラテン名アメリクスにちなみ、アメリカと命名された。

出典:小学館
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世界大百科事典 第2版

ベスプッチ【Amerigo Vespucci】
1454‐1512
イタリアの航海者。フィレンツェ生れ。1499年アロンソ・デ・オヘダ遠征に参加してインディアスへ向かい,現ベネズエラの海岸沿いを探検航海。のち1501‐02年と03‐04年,ポルトガル国王マヌエルの要請で東インドへの航路の発見などを目的としてブラジル沿岸へ航海。ベスプッチはこのとき目撃した土地がアジアではないと確信し,数通の書簡の中で〈新世界Mundus Novus〉という言葉を用いて新大陸であることを記した。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ベスプッチ【Amerigo Vespucci】
1454~1512 イタリアの航海者・商人。南アメリカの北岸を航海し、今でいう南北アメリカ大陸が新大陸であると唱えた。新大陸アメリカは彼のラテン名、アメリクスにちなむ。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

ベスプッチ
べすぷっち
Amerigo Vespucci
(1454―1512)
イタリア人航海者。アメリカという地名は、彼の名アメリゴにちなむものとされる。フィレンツェに生まれる。1491年、メディチ銀行セビーリャ支店に派遣された。この地で大航海への刺激を受けたと思われる。かつて、1497~1504年の間に4回の航海をしたと信じられていたが、1499~1500年、1501~02年の2回が事実のようである。1回目の航海でヨーロッパ人として初めてブラジルに達しているが、重要なのはポルトガル王の援助で行った二度目の航海である。南米大陸をほとんどマゼラン海峡近くまで南下した彼は、これがアジアではなく、新しい大陸との確信を得、その後、小冊子『新大陸』(1504)と『A・ベスプッチの書簡』(1505ころ)を刊行し、新大陸説を唱えた。地誌学者のワルトゼーミュラーはこれに注目して、1507年に作製した地図で、この大陸を分離して記すとともに、新大陸を「アメリカ」と名づけることを提唱した。[在里寛司]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ベスプッチ
(Amerigo Vespucci アメリゴ━) イタリアの航海者、天文学者。一四九九~一五〇四年、ポルトガル王の援助によって二度航海を行ない、南アメリカ大陸をマゼラン海峡まで南下し、大陸であることを確信。アメリカの名称は彼のラテン名アメリクスにちなむ。(一四五一‐一五一二

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