●ベルリン国際映画祭【ベルリンこくさいえいがさい】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ベルリン国際映画祭
ベルリンこくさいえいがさい
Internationale Filmfestspiele Berlin
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デジタル大辞泉
ベルリン‐こくさいえいがさい〔‐コクサイエイグワサイ〕【ベルリン国際映画祭】
[補説]ベルリン国際映画祭で最高賞(金熊賞)を受賞した日本映画
受賞年 | 受賞作品 | 監督名 |
1963年 | 「武士道残酷物語」 | 今井正 |
2002年 | 「千と千尋の神隠し」 | 宮崎駿 |
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ベルリンこくさいえいがさい【ベルリン国際映画祭】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
ベルリン国際映画祭
べるりんこくさいえいがさい
International Filmfestspiele Berlin
国際映画製作者連盟(FIAPF)公認の国際映画祭で、カンヌ国際映画祭、ベネチア国際映画祭と並ぶ世界三大映画祭の一つ。ドイツのベルリンで毎年2月に開催される。1951年、当時のベルリン市長ウィリー・ブラントの肝入りで始まった映画祭。華やかさにおいてカンヌやベネチアよりやや劣るが、企画上映は充実しており、正式参加部門とは別に組まれる回顧特集や、実験的な作品が数多く集まる「フォーラム」部門などで独自性を発揮している。日本映画の受賞は多く、これまで大賞にあたる金熊賞を今井正(いまいただし)の『武士道残酷物語』(1963)と宮崎駿(みやざきはやお)の『千と千尋(ちひろ)の神隠し』(2001)が獲得。銀熊賞では、今井の『純愛物語』(1957)と黒澤明の『隠し砦(とりで)の三悪人』(1958)が監督賞、熊井啓(くまいけい)の『サンダカン八番娼館(しょうかん) 望郷』(1974)が女優賞、篠田正浩(しのだまさひろ)の『鑓(やり)の権三(ごんざ)』(1986)が「非凡な芸術的成果に対する」賞、熊井の『海と毒薬』(1986)が審査員特別賞、東陽一の『絵の中のぼく』(1996)が「突出した個人的業績に対する」賞を受賞。ほかにも小川紳介(おがわしんすけ)の『ニッポン国 古屋敷村』(1982)が国際批評家連盟賞、原一男(はらかずお)(1945― )の『ゆきゆきて、神軍』(1987)と高嶺剛(たかみねごう)(1948― )の『ウンタマギルー』(1989)がカリガリ映画賞、勅使河原宏(てしがわらひろし)の『利休』(1989)と小栗康平(おぐりこうへい)の『眠る男』(1996)が国際芸術映画連盟賞、園子温(そのしおん)(1961― )の『愛のむきだし』(2008)が国際批評家連盟賞とカリガリ映画賞、行定勲(ゆきさだいさお)(1968― )の『パレード』(2010)と瀬々敬久(ぜぜたかひさ)(1960― )の『ヘヴンズ ストーリー』(2010)がともに国際批評家連盟賞を受けている。
[奥村 賢]
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