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ベンサム

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ベンサム
Bentham, Jeremy
[生]1748.2.15. ロンドン
[没]1832.6.6. ロンドン
イギリスの法学者,倫理学者,経済学者。富裕な中産階級の子として生れ,ウェストミンスター,オックスフォードのクイーンズ・カレッジ,リンカーン法学院を経て,同学院で法律制度や思想を研究,18歳でマスター・オブ・アーツ。 1776年に無署名で最初の著書『政府論断片』A Fragment on Governmentを公刊,最大多数の最大幸福こそ正邪の判断の基準であるとし,功利主義の基礎を築いた。その後『高利擁護論』 Defence of usury (1787) において,スミスの法定利子論を批判するなど,スミスよりも徹底した経済的自由主義者としての側面をもつ。また,政治的には『道徳および立法の諸原理序説』 An Introduction to the Principles of Morals and Legislation (89) などをわし,哲学的急進主義者として議会の改革などに関する政治運動にもたずさわり,ミル父子やリカードに影響を与えた。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

ベンサム(Jeremy Bentham)
[1748~1832]英国の法学者・哲学者。功利主義主唱者。個人の行為の判断基準が幸福の追求にあるのと同様に、社会の目的は「最大多数の最大幸福」の実現にあると説いた。著「道徳と立法の原理序説」など。ベンタム

出典:小学館
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世界大百科事典 第2版

ベンサム【Jeremy Bentham】
1748‐1832
イギリスの法学者,哲学者。弁護士の息子としてロンドンに生まれ12歳でオックスフォード大学クイーンズ・カレッジに進み,63年15歳で卒業。その後,母校でマスター・オブ・アーツを目ざすかたわら(18歳で取得),ロンドンのリンカン法曹学院で法律実務を学び,72年弁護士資格を取得。しかし弁護士業に興味がもてず,法改革,法典化の問題に取り組んだ。76年ブラックストンの《英法釈義》序論の一部を批判した《統治論断片》を匿名で出版。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

ベンサム
べんさむ
Jeremy Bentham
(1748―1832)

イギリスの哲学者。功利主義の創始者として著名。ロンドンに生まれ、ウェストミンスター校、オックスフォード大学に学ぶ。法廷弁護士の職に飽き足らず、ロック以降のイギリス思想家やフランス啓蒙(けいもう)家の著作に親しみ、早くから利己心と慈愛の精神とを一致させる普遍的原理に思いを巡らす。ヒュームの『人性論』第3巻を読了して開眼、ハチソンらにみられた「最大多数の最大幸福」をモットーとする功利主義の原理に到達する。すなわち、行動の義務や正邪の判定は、社会全体の善への効用utilityにあるという目的論の立場をとり、しかも、善を快楽または幸福と同一視し、快楽が七つの基準によって計量可能とする快楽計算を主張して量的快楽主義を唱えたのが特色である。彼は功利の原理により英国法の改正に努力し、政治的にはのちに急進主義に接近した。主著に『政府論断章』(1776)、『道徳と立法の原理序説』(1789)など。

[杖下隆英 2015年7月21日]

『山田孝雄著『ベンサム功利説の研究』(1960・大明堂)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ベンサム
(Jeremy Bentham ジェレミー━) 英国の哲学者、法学者。功利主義の創始者。個人の行為の判断基準が幸福の追求にあるのと同様に、社会の目的は「最大多数の最大幸福」の実現にあると主張した。主著「道徳と立法の諸原理序説」。(一七四八‐一八三二

出典:精選版 日本国語大辞典
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旺文社世界史事典 三訂版

ベンサム
Jeremy Bentham
1748〜1832
イギリスの法学者・倫理学者
『政府論断片』(1776)で「最大多数の最大幸福」を原理とする功利主義思想を唱えた。民主的な急進派の指導者として1832年の選挙法改正(第1回)に貢献

出典:旺文社世界史事典 三訂版
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