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ベール

デジタル大辞泉

ベール(veil)
女性の顔や頭を覆う薄い布やネット。面紗。
はっきりとわからないように覆い隠すもの。とばり。「神秘のベールに覆われる」

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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ベール(Pierre Bayle)
[1647~1706]フランス哲学者。デカルト懐疑の方法を継承して歴史学・哲学・神学に導入し、「歴史的批判的辞典」をした。

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朝日新聞掲載「キーワード」

ベール
イスラムの聖典コーランで、女性のベール着用については「彼女らの飾りを目立たせてはならない」(光の)との記述がある。「飾り」は具体的ではなく、サウジアラビアイランなどの厳格なイスラム教国ではベールの着用は義務化されているが、宗教的には見が分かれる。ベールには髪を隠すものと、顔を覆い目だけをだすタイプに大きく分かれる。
(2007-08-24 朝日新聞 夕刊 2総合)

出典:朝日新聞掲載「キーワード」

世界大百科事典 第2版

ベール【veil】
〉〈覆い〉〈〉などを意味するラテン語ウェルムvelumに由来し,神殿(とばり)や聖像などの覆いをいうが,一般には顔や頭部を覆う薄地の軽い布のことをいう。おもに女性が顔を隠したり,保護したり,装飾のために用いる。衣服共布,または別布の綿などで作られ,レースやししゅうがほどこされたものもある。古代ギリシアではカリュプトラkalyptraという軽い布をかぶったり,ヒマティオンペプロスをフードのようにかぶったりした。

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ベール【Henri Beer】
1863‐1954
フランスの歴史哲学者。19世紀の実証主義歴史学が細部考証にとらわれて全体を見る眼を喪失したことを批判し,総合的視点の復権を提唱した。1900年《歴史総合雑誌Revue de synthèse historique》を創刊,L.フェーブルやM.ブロックなど若い世代の歴史家に強い影響を与え,フランス現代歴史学の誕生に大きく貢献した。20年《人類の発展》双書を創刊し,今日,新しい歴史学の代表的作品として知られる多くの名著刊行したが,各巻冒頭には自ら長文のを付して歴史の総合的把握の実践の場とした。

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ベール【Paul Bert】
1833‐86
フランスの生理学者で,アンナン・トンキン理事長官としてフランス領インドシナ連邦の建設に力を尽くした。自然科学者であり,文部大臣(在任1881‐82)であったが,1885年以降のバンタン(文紳)蜂起で武断的なインドシナ政策が行き詰まり,文官的協同主義を標榜するフレイシネ内閣が登場するや,86年1月,とくに請われてアンナン・トンキン理事長官に任命され,4月ハノイに着任した。ベールは行政官における文官の比率を高めるとともに,現地人の政治機構への積極的利用を図り,中央に現地人有力者評議会を,地方各郡にはトンキン諮問会議を設置し,またフエ宮廷の権力を認めた。

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ベール【Pierre Bayle】
1647‐1706
フランスの思想家。ピレネー山麓ル・カルラのカルバン派の牧師の家に生まれ,ピュイローランとトゥールーズ学院に学んだ。1669年一時カトリックに改宗したが翌年には新教(プロテスタント)に復帰してジュネーブに逃れ,同地の新教大学で神学を学んだ。75年スダンの新教大学の哲学教授になったが,81年大学が閉鎖されるとオランダロッテルダムに亡命し,同地の新教大学で哲学と歴史を教えて同地でした。82年出世作《彗星雑考》を発表して道徳の宗教からの自立性を説き,スピノザのような〈有徳の無神論者〉の存在を強調した。

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大辞林 第三版

ベール【veil】
装飾・保護・遮蔽しやへいなどの目的で、婦人が顔の前に垂らす薄い布。面紗。
物をおおって見えなくしているもの。 神秘の-をはぐ 夜の-に包まれる

出典:三省堂
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ベール【Pierre Bayle】
1647~1706 フランスの思想家。デカルトの懐疑の精神を継承、宗教と道徳を厳密に区別、寛容思想を唱えた。著「彗星雑考」「歴史批評辞典」など。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ベール
Bale, John
[生]1495.11.21. サフォーク
[没]1563.11. カンタベリー
イギリスの聖職者,劇作家。 12歳でカルメル会に入り,一時修道会副院長にまでなったが,1533年頃プロテスタントに改宗,誓を破って結婚し,世俗的生活をおくった。この間多くの宗教劇を書き,52年にはアイルランド主教となった。国王エドワード6世の死と同時に身の危険を感じオランダに逃亡,エリザベス1世の即位の翌 59年帰国した。劇の代表作はプロテスタンティズムを擁護した『ジョン王』 King John (1548頃) 。

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ベール
Bayle, Pierre
[生]1647.11.18. フランス,カルラルコント
[没]1706.12.28. オランダ,ロッテルダム
啓蒙主義のさきがけとなったフランスの懐疑論的哲学者(→懐疑論)。カルバン派の家庭に生まれ,1669年カトリックに改宗したが翌 1670年カルバン派に戻り,ジュネーブでデカルト哲学にふれ,1675~81年スダンのプロテスタントのアカデミーで教えた。のちロッテルダムに移って哲学と歴史を教え,1684~87年『文芸国通信』Nouvelles de la république des lettresを刊行。ルイ14世の迫害政策を非難し,カルバン主義を擁護し,ピエール・ジュリュー対立,1693年教授職を追われた。以後『歴史批評辞典』Dictionnaire historique et critique(1697)の編纂専心

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ベール
veil
頭部や顔の保護,装飾,宗教上の目的などでかぶられる一般には薄い布地や網地の呼称。この慣習は古代オリエントに始り,前 1000年代のアッシリアでは,既婚女性がベールで顔をおおうべきことが法で定められていた。現在も根強く踏襲されているイスラム教徒チャドリはこの慣習を受継いだものである。一方古代オリエントからエジプトやギリシア,ローマへ伝わり,やがてキリスト教の普及とともにヨーロッパへ広まり,西洋中世女性の最も普遍的なかぶりものとなった。今日,キリスト教の尼僧ウェディングドレスに残っているベールをかぶる慣習は,これを踏襲したもの。こうした儀礼用を除けば近世以降,ベールは次第に装飾化している。

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367日誕生日大事典

ベール
生年月日:1902年4月12日
オランダの政治家
1977年没

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精選版 日本国語大辞典

ベール
〘名〙 (veil)
① 女性が顔をかくしてつつしみを表わしたり、装飾としたりするためにかぶる薄い布や網。頭にかぶったり、帽子の縁につけてたらしたりする。
※葬列(1906)〈石川啄木〉「簡単な洋服を着て、面紗(ヴェール)をかけて」
② (比喩的に) おおい隠すものやおおい包むもの。
※欧米印象記(1910)〈中村春雨〉大陸横断日誌「その先きなる小き滝も、皆神秘のヴェールの中に透かされて眺められし申候」

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ベール
(Pierre Bayle ピエール━) フランスの思想家。宗教的教義と人間の生まれながらの理性を峻別して合理主義を主張した。主著「歴史的・批評的辞典」。(一六四七‐一七〇六

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