●ペリオイコイ
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ペリオイコイ
perioikoi
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デジタル大辞泉
ペリオイコイ(〈ギリシャ〉perioikoi)
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世界大百科事典 第2版
ペリオイコイ【perioikoi】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
ペリオイコイ
ぺりおいこい
perioikoi ギリシア語
「周辺に住む人々」の意で、古代ギリシアの一部のポリスに存在した半自由民。アルゴリス、クレタ、テッサリアにも存在したが、とくにスパルタにはその共同体が100ほどあったと伝えられる。スパルタのペリオイコイの実態がもっともよくわかり、彼らの多くはドーリス人であるが、一部東方方言群に属する人々もいて、メッセニア併合の過程でメッセニア人も一部この身分となった。彼らはスパルタの正式の国家構成員であったが、政治的権利はなかった。しかし彼らの共同体内の自治は許された。従軍義務を課せられ、古典期にはスパルタの兵力の大部分を占めた。生活は農業を主とし、貧富の差があり貴族的階層も存在した。スパルタは市民に商工業を禁じたので、商工業活動はもっぱらペリオイコイの仕事となり、この面でも彼らの存在はスパルタに不可欠であった。
[古山正人]
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精選版 日本国語大辞典
ペリオイコイ
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旺文社世界史事典 三訂版
ペリオイコイ
perioikoi
参政権はもたず,軍事・納税義務を負い,農耕だけでなく商工業に従事した者もいた。都市の周辺に住み,市民とヘロット(国有奴隷)の中間身分で,征服者のドーリア人の一部といわれる。
出典:旺文社世界史事典 三訂版
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