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ホメオスタシス

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ホメオスタシス
homeostasis
生体恒常性と訳される。アメリカの生理学者 W.キャノンが,主著人体知恵』 (1932) のなかで提唱した生物学上の重要概念。生体内の諸器官は,気温湿度など外部環境の変化や,体位,運動などの身体的変化に応じて統一的かつ合目的性をもって働き,体温血液量や血液成分などの内部環境を,生存に適した一定範囲内に保持しようとする性質があり,内分泌系と神経系による調節がそれを可能にしている。この性質をホメオスタシスと名づけた。体温や血糖値の正常範囲外への逸脱は,生体恒常性の異常すなわち病気を意味する。また自然治癒力は生体恒常性の表われと解される。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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知恵蔵

ホメオスタシス
生物体が外部環境の変化や食物影響にもかかわらず、体温 ・ 血糖値 ・ 血液酸性度などの生理的状態を一定に保つこと、およびその仕組み。主として自律神経系と内分泌系の働きによって維持されるが、血液の緩衝作用や、腎臓の浸透圧調整作用も重要である。
(垂水雄二 科学ジャーナリスト / 2007年)

出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」

栄養・生化学辞典

ホメオスタシス
 生体が外部の環境の変化に対して内部環境を一定の状態に保とうとする性質.

出典:朝倉書店
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世界大百科事典 第2版

ホメオスタシス【homeostasis】
生物の生理系(たとえば血液)が正常な状態を維持する現象を意味する言葉で,〈等しい〉とか〈同一〉という意味のhomeoと,〈平衡状態〉〈定常状態〉の意味のstasisを結びつけて,アメリカの生理学者キャノンW.B.Cannonが1932年に提唱したもの。恒常性とも訳される。 直接外環境の変動にさらされているバクテリア単細胞動植物とちがって,多細胞生物は体表に外被(皮膚樹皮など)があり,体内に体液,樹液があるので,細胞にたいする外界の影響は多少とも間接的なものになる。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

ホメオスタシス【homeostasis】

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

ホメオスタシス
ほめおすたしす
homeostasis
生物体または生物システムが間断なく外的および内的環境の変化を受けながらも、個体またはシステムとしての秩序を安定した状態に保つ働きをいう。恒常性ともよぶ。フランスのC・ベルナールが、体液の状態は環境が変化しても一定に保たれるような調節作用があるという考えを発表したが、アメリカのキャノンWalter B. Cannon(1871―1945)はこの考えを発展させ、恒温動物における体温の恒常性、生物の防衛手段にも当てはめた。キャノンはホメオスタシスの用語を提唱したとき、固定して動かない状態を意味するのではなく、「変化しつつも安定した定常的状態」を意味すると述べた。ホメオスタシスの維持に有効に働くのは、神経系、内分泌系、免疫系であるが、キャノンはとくに自律神経系の働きに注目した。自律神経の働きにより、たとえば体温は無意識のうちに自動的に調節される。自動制御の能力が増すことによって生物はそれだけ外部環境から独立して自由度を増すことができる。腎臓(じんぞう)による体液の浸透圧調節能力はすべての脊椎(せきつい)動物に備わっているが、体温調節能力は鳥類と哺乳(ほにゅう)類に備わっている。これらを生理的ホメオスタシスとよぶが、この概念を拡大して定義される異なるレベルでのホメオスタシスがある。生態学的ホメオスタシスは生物群の社会的・生態的関係が安定していることをさし、動物の行動様式が一定であるのは行動学的あるいは心理学的ホメオスタシスという。発生学的ホメオスタシスとは、生物の一生は動的な変化の過程であるが、質的変化を伴いながら、それぞれの発生段階でホメオスタシスを維持していることをさす。[川島誠一郎]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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化学辞典 第2版

ホメオスタシス
ホメオスタシス
homeostasis

生体の恒常性維持機構.生体内で維持されているイオン組成などの動的平衡状態そのものをさす場合もある.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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デジタル大辞泉

ホメオスタシス(homeostasis)

出典:小学館
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