●ホームステッド法【ホームステッドほう】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ホームステッド法
ホームステッドほう
Homestead and Exemption Laws
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世界大百科事典 第2版
ホームステッドほう【ホームステッド法 Homestead Act】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
ホームステッド法
ほーむすてっどほう
Homestead Act
1862年にアメリカ合衆国で、公有地の無償交付を要求する西部の農民の声にこたえて制定された自営農民育成のための法律。自営農地法とも訳される。その内容は、一家の家長または21歳以上の合衆国市民、あるいは市民たらんとする者に対し、160エーカー(約65ヘクタール)の公有地の占有権を認めるというもの。ただし、5年間はその地に居住し、土地を開墾整備しなければならない、という条件がついている。若干の手数料を支払うだけで農家一家族が自立するに足る面積の土地を無料で払い下げるという同法の制定により、農民の西部への移動は大いに促進された。しかし反面、法律の抜け穴を巧みに利用して、不動産業者が不当な利益をむさぼり、自営農民育成という所期の目的は十分に達成されたとはいえなかった。
[平野 孝]
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旺文社世界史事典 三訂版
ホームステッド法
ホームステッドほう
Homestead Act
共和党政権がミシシッピ川以西を開発するために立法したもので,5か年間定住開拓したものに160エーカーの土地を無償で与えることを規定した。この法によって西部開発・農民育成は進んだが,投機に悪用された場合も少なくなかった。また西部の農民たちは北部を支援することとなった。
出典:旺文社世界史事典 三訂版
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