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ボイオティア

デジタル大辞泉

ボイオティア(Voiotia)
ギリシャ中部の地方。中心都市レバディア。前447年にテーベを中心に都市同盟のボイオティア同盟結成

出典:小学館
監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

ボイオティア【Voiotía】
中部ギリシアの一地方。古代ギリシア語ではBoiōtia,ラテン語ではBoeotia。アッティカ北方に位置し,北東南西でエウボイア海峡とコリントス湾とに面する。ミュケナイ時代にはオルコメノス,グラ,テーバイを中心に繁栄したが,その後は長い海岸線と良港とに恵まれて海上交易に適し,ギリシアの南北を結ぶ交通路はすべてこの地を通るという地理的条件にもかかわらず,わずかの期間を除いて,ギリシア世界で覇権を取ることはなかった。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

ボイオティア
ぼいおてぃあ
Voiotia

ギリシア中部の一地方。英語ではBoeotia(発音はビオーシア)と綴(つづ)る。現在は一県をなし、古代ギリシアにおいて重要な役割を果たした地域と現在の県域はほぼ一致する。県は面積2952平方キロメートル、人口13万3100(2003推計)。県都レバディアLevádhia。南はコリント湾、北東はエウボイア湾に面し、南東はアッティカ、北西はフォティオティス、西はフォキスの各地方と接する。ヘリコン山系(最高峰1748メートル)によって二つの平野に分かれる。穀物、綿糸、高品質の家畜の産地。

[真下とも子]

歴史

旧石器時代からの住居跡が確認されている。ミケーネ時代にはテーベとオルコメノスに王宮があった。ホメロスの叙事詩には独立した29の都市があげられている。紀元前6世紀にできた都市同盟は、テーベ主導のもとにペルシア戦争後拡大再編された。ペロポネソス戦争中はスパルタ側にくみし、コリント戦争時には敵対した。「アンタルキダスの条約」(前386)時に解体されたのち、前370年代に再建されたボイオティア同盟は、最高官職ボイオタルコスBoeotarchos7名のうち4名を占めたテーベの主導権をいっそう強めた。カイロネイアの戦いでの敗戦とアレクサンドロス大王のテーベ破壊(前335)後、ボイオティアは急速に衰退し、ローマ時代には都市といえるものはタナグラとテスピアイだけといわれた。

[古川堅治]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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