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ボエチウス

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ボエチウス
Boethius, Anicius Manlius Severinus
[生]470~475? ローマ?
[没]524. パビア?
ローマの哲学者,神学者,政治家。名家に生まれてアテネに学び,東ゴート王テオドリック大王に仕え,コンスル(執政官)を経て宰相となったが反逆罪の疑いで処刑された。プラトンアリストテレスポルフュリオスらの翻訳,注釈を試みたほか,神学的論文『三位一体論』De trinitate,『エウテュケスおよびネストリウス反駁』Contra Eutychen et Nestoriumなどを著したが,最も著名なものは獄中で書いた新プラトン派の影響のもとに神と人間についての考察を深めた『哲学の慰め』De consolatione philosophiaeであり,散文韻文を交え自身と「哲学」の対話の形式を有する。また『音楽教程』De institutione musicaでは独自の音楽論を展開している。metaphysicaという語を初めて「形而上学」という意味で術語化したのもボエチウスといわれる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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