●ボニファチウス2世【ボニファチウスにせい】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ボニファチウス2世
ボニファチウスにせい
Bonifatius II
[生]?. ローマ
[没]532.10.17. ローマ
ローマ出身の第55代教皇(在位 530~532)。ゴート人の家系で,初のゲルマン人(→ゲルマン民族)教皇。教皇フェリクス4世(3世。在位 526~530)は,助祭長(→助祭)だったボニファチウス2世を後継者に指名したが,ローマの聖職者の大多数は東ゴートの統治を恐れ,アレクサンドリアの助祭ディオスクルス(対立教皇。在位 530.9.~10.)を選任した。530年9月,両教皇が登位して教会は分裂したが,この状態は翌 10月のディオスクルスの突然の死により終結した。オランジュ第2教会会議(529)の,神を求める人間の意志の力を異端的に信仰する半ペラギウス説を糾弾した教令を承認した。
[没]532.10.17. ローマ
ローマ出身の第55代教皇(在位 530~532)。ゴート人の家系で,初のゲルマン人(→ゲルマン民族)教皇。教皇フェリクス4世(3世。在位 526~530)は,助祭長(→助祭)だったボニファチウス2世を後継者に指名したが,ローマの聖職者の大多数は東ゴートの統治を恐れ,アレクサンドリアの助祭ディオスクルス(対立教皇。在位 530.9.~10.)を選任した。530年9月,両教皇が登位して教会は分裂したが,この状態は翌 10月のディオスクルスの突然の死により終結した。オランジュ第2教会会議(529)の,神を求める人間の意志の力を異端的に信仰する半ペラギウス説を糾弾した教令を承認した。
出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
「ボニファチウス2世」の用語解説はコトバンクが提供しています。
●ボニファチウス2世の関連情報
関連キーワード
| 金官国| 古画品録| ニカの乱| 任那(みまな)| ユスティニアヌス(1世)| 認定こども園| 患者等搬送事業| 05年の台風14号災害| 劉勰| 加羅|