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ボルツマン定数【ボルツマンていすう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ボルツマン定数
ボルツマンていすう
Boltzmann constant
分子 1個あたりの気体定数。すなわち気体定数アボガドロ定数で割った普遍定数記号k ,値は 1.379553×10-23J/Kである。熱運動の平均の運動エネルギーは,温度が 1K増すごとに分子 1個の 1自由度あたり k/2 ずつ増す。統計的考察から状態確率 W熱力学エントロピー S との間に Sk log W という関係式を導びき,統計力学の基礎を築いたルートウィヒ・エドゥアルト・ボルツマンの名にちなむ(→ボルツマンの原理)。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

ボルツマン‐ていすう【ボルツマン定数】
ボルツマンが導入した普遍定数の一。気体定数アボガドロ定数で割った値。1.380649×1023J・K1 分子運動エネルギー絶対温度との関係を示す尺度と考えられ、エントロピーの式の比例定数でもある。記号k
[補説]2019年5月20日に施行された国際単位系SI)の改定において、ボルツマン定数は不確かさのない物理定数となり、絶対温度の単位であるケルビンの定義に用いられる。

出典:小学館
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法則の辞典

ボルツマン定数【Boltzmann constant】
気体定数をアヴォガドロ定数*で割ったもの.成分分子1個ごと,あるいは素粒子1個ごとのエネルギー量と密接にかかわっている.1.38041×10-23J/K.

出典:朝倉書店
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世界大百科事典 第2版

ボルツマンていすう【ボルツマン定数 Boltzmann’s constant】
普遍定数の一つ。気体定数Rをアボガドロ数NAで割ったもの。ふつうkで表され,その値はkR/NA=1.38066×10-23J・K-1。ボルツマン定数は統計力学におけるもっとも基本的な定数であるが,裏話をすると,単に歴史的なりゆきのため,温度を定義する際に,エネルギーの単位で測ればよいのに,エネルギーをkで割ったものを単位にしてしまったことが,kの存在を必要不可欠にしてしまったといえる。1気圧での融点と水の沸点温度差を100℃とするなどということは,人間の恣意しい)にすぎない。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

ボルツマン定数
ぼるつまんていすう
Boltzmann constant

オーストリアの物理学者ボルツマンの導入した普遍定数の一つ。理想気体1モルの圧力をp、体積をV、絶対温度をTとすると、これらの間には状態方程式pVRTが成り立つ。比例定数Rは気体定数とよばれるが、これをアボガドロ数(モル分子数)NAで割ったもの
  kR/NA=1.380658×10-23J・K-1
をボルツマン定数という。気体分子の重心運動のエネルギーは

と書かれるが、多数の分子(または1個の分子の長時間)についての平均値(〈 〉で示す)は

となることが知られている。もっと一般に、固体や液体内の原子の不規則な運動についても同じ関係が成り立つ。したがってkTという量は、温度Tの系内の微視的な運動のエネルギーのだいたいの程度を示す量であると考えることができる。このため、kTは統計分布の式(フェルミ‐ディラック統計、ボース‐アインシュタイン統計、マクスウェル‐ボルツマン統計)において重要な役割を果たす。また、ボルツマンの墓に刻まれているので有名な、エントロピーの式SklogWにもボルツマン定数が出てくる。

[小出昭一郎]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ボルツマン‐ていすう【ボルツマン定数】
〘名〙 (ボルツマンはBoltzmann) オーストリアの理論物理学者ボルツマンによって導入された物理学における基礎定数の一つ。気体定数をアボガドロ数で割ったものと定義され、kで表わす。k=(1.380622±0.000043)×10-23 JK-1 熱力学において系の状態の起こる確率からエントロピーを算出する際の定数として統計力学などにしばしば用いられる。

出典:精選版 日本国語大辞典
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化学辞典 第2版

ボルツマン定数
ボルツマンテイスウ
Boltzmann constant

気体定数(R)をアボガドロ定数(NA)で割った数.記号k

kR/NA
基本物理定数の一つ.もっとも新しい数値は

k = 1.380503(24)×10-23 J K-1
物理学および物理化学の理論によく用いられる.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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