●ボルドー液【ボルドーえき】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ボルドー液
ボルドーえき
Bordeaux mixture
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デジタル大辞泉
ボルドー‐えき【ボルドー液】
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世界大百科事典 第2版
ボルドーえき【ボルドー液】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
ボルドー液
ぼるどーえき
bordeaux mixture
硫酸銅と生石灰で自家調製する殺菌剤。多種類の病原菌に保護剤として有効であるが、治病的効果は期待できない。使用作物の種類によって硫酸銅と生石灰の使用量を変更するので、その組成の一般式はCuSO4・xCu(OH)2・yCa(OH)2・zH2Oで表される塩基性硫酸銅である。石灰乳の中へ硫酸銅水溶液を徐々に加えてアルカリ側で反応させないと、懸濁(けんだく)液の粒子が粗くなって殺菌効果を発揮しない。製法の巧拙により効力が変動する。1885年フランスのボルドー地方でブドウの盗難防止に硫酸銅と石灰の混合液を用いたところ、べと病の被害が少なくなったことから、ボルドー大学のミラルデPierre-Marie-Alexis Millardet(1838―1902)によって殺菌力が発見され、全世界に普及した。日本では1897年(明治30)茨城県牛久(うしく)のブドウ園で使われてから普及した。
[村田道雄]
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精選版 日本国語大辞典
ボルドー‐えき【ボルドー液】
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化学辞典 第2版
ボルドー液
ボルドーエキ
Bordeaux mixture
硫酸銅水溶液を石灰乳によくかきまぜながら加えて調製された,古くから用いられている農薬.フランスのボルドー大学教授がブドウのため,硫酸銅と生石灰の混合液を散布したところ,産地で大発生していた,べと病の被害がなかったことをヒントに実験を行い,1885年に発表した.作物や病害の種類により調合割合が異なり,ボルドー液1 L 中に含まれる硫酸銅および生石灰の質量(g)でその調合割合を表す.たとえば,1 L に硫酸銅4 g,生石灰4 g を含むボルドー液を4-4式とよぶ.
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