●ボローニャ派【ボローニャは】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ボローニャ派
ボローニャは
Scuola Bolognese
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世界大百科事典 第2版
ボローニャは【ボローニャ派】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
ボローニャ派
ぼろーにゃは
Scuola Bolognese
イタリアのボローニャで栄えた画家の一派。ボローニャでは、14世紀にもビターレ・ダ・ボローニャなどの優れた画家の一派が活躍したが、通常は16世紀末から17、18世紀に輩出した画家たちをさす。このボローニャ派の黄金時代の基礎を築いたのは、ロドビコ、アゴスティーノ、そしてアンニーバレらのカラッチ一族であった。彼らはボローニャで一種のアカデミーを開き、16世紀後半のマニエリスム絵画を克服する新しい絵画を研究し、それを多くの画家に広めた。とりわけアンニーバレ・カラッチはフィレンツェとベネチアのルネサンス絵画を総合した作品で大きな影響を与え、カラバッジョと並んでバロック絵画の基礎を築いた画家として高く評価されている。彼はローマでも活躍したが、カラッチ一族に育てられた画家もローマやナポリで重要な仕事をした。なかでも、ドメニキーノ、グイド・レーニ、アルバーニ、そしてグエルチーノはことに重要である。ボローニャ派は、18世紀前半に活躍したジュゼッペ・マリア・クレスピ(1665―1747)らを最後に重要性を失った。
[石鍋真澄]
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