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ポリオ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ポリオ
Pollio, Gaius Asinius
[生]前76
[没]後5
古代ローマの軍人,政治家,文人。ユリウス・カエサルのもとで戦い,のち M.アントニウスに従って,前 40年執政官 (コンスル ) ,翌年イリュリアで勝利を得た。詩,悲劇,歴史,演説,文法的研究,書簡などがあった。文芸保護者としても名高く,ローマ最初の公共図書館を開いた。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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ポリオ
急性灰白髄炎」のページをご覧ください

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朝日新聞掲載「キーワード」

ポリオ
ウイルスが主に乳幼児の口から体内に入って増殖し、を奪ったり手足のまひを引き起こしたりする。日本は1980年を最後感染が収まった。現在の流行国はパキスタンアフガニスタンナイジェリア。ナイジェリアは2016年を最後に18年4月時点で患者が確認されていない。
(2018-05-21 朝日新聞 朝刊 2外報)

出典:朝日新聞掲載「キーワード」

栄養・生化学辞典

ポリオ
 急性灰白髄炎.ポリオウイルス(まれに他のウイルス)の感染が原因となって起こる髄膜炎症.治癒しても麻痺が残ることがある.

出典:朝倉書店
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世界大百科事典 第2版

ポリオ【poliomyelitis】
届出伝染病の一つで,急性灰白髄炎ともいい,かつては小児麻痺と称した。ポリオウイルスによる感染症で,下肢上肢の永久的な麻痺を起こす疾患として恐れられた。しかし1954年にJ.E.ソークによって不活性ワクチンが,58年にA.B.セービンによって弱毒ワクチンが開発され,ポリオは著しく減少した。古くから知られた病気で,紀元前にすでに記録されており,古代エジプトの遺跡にもみられる。医学的には,ヘインJ.von Heine(1840),メディンO.Medin(1887)によって記載され,このためヘイン=メディン病とも呼ばれた。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ポリオ【polio】

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

知恵蔵mini

ポリオ
ポリオウイルスによって発症する感染症のこと。日本での医学名は急性灰白髄炎。主に5歳未満の子どもがかかるため、俗に小児麻痺とも言われる。感染すると、発熱、頭痛嘔吐下痢など胃腸炎のような症状を起こすことがあり、その後1%以下の確率で主に手足に弛緩性麻痺が起こる。最悪の場合は呼吸不全を起こし死亡することもある。なお、麻痺が起きた人の5〜10人に1人には、運動障害が一生の後遺症として残る。日本では1980年を最後に野生株ポリオウイルスによる麻痺患者の発生はなくなったが、南アジアやアフリカなどのごく一部の地域では現在でも流行している。発症すれば根治療法はなく、ワクチンによる予防が有効な対策となっている。2013年には、全世界で417例の感染が確認された。14年5月5日、世界保健機関(WHO)が、アフリカの少なくとも10カ国でポリオの感染拡大が確認されたとして、緊急事態を宣言した。
(2014-5-08)

出典:朝日新聞出版
(C)Asahi Shimbun Publications Inc
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日本大百科全書(ニッポニカ)

ポリオ
ぽりお
poliopoliomyelitis
ポリオウイルスによる急性伝染病で、脊髄(せきずい)神経の灰白質が侵され、夏かぜのような症状が現れたのち、急に足や腕が麻痺(まひ)して動かなくなる疾患をいう。急性灰白髄炎、脊髄性小児麻痺、ハイネ‐メジン病Heine-Medinともよばれていたが、ワクチンの普及以来、単にポリオと略称されることが多くなった。かつて、伝染病予防法では急性灰白髄炎として届出(とどけいで)伝染病に含まれていたが、1959年(昭和34)6月15日厚生省告示第182号により予防方法を施行すべき伝染病として指定され、76年指定のラッサ熱とともに指定伝染病となった。現在は、1999年施行の感染症予防・医療法(感染症法)により2類感染症に分類されている。[柳下徳雄]

疫学

ポリオは紀元前から存在し、全世界に普遍的にみられた疾患で、患者の糞便(ふんべん)が感染源となっておもに経口感染し、ウイルスは下水中に容易にみいだされた。日本でもポリオ生(なま)ワクチンの使用前までは毎年2000~3000人の届出患者があり、欧米では学童期に多発したが、日本では4歳以下の乳幼児が90%以上を占めていた。1960年に北海道と九州を中心に大流行し、届出患者数が5606人に達して社会問題化した。当時欧米でその効果が注目されていたソークワクチン(不活化ワクチン)とセービンワクチン(弱毒生ワクチン)の接種を翌年から全国一斉に実施した結果、ポリオの発生の様相が一変して患者数が激減し、1961年の2436人が翌年には289人に減り、接種実施後3年で100人を割って、70年代後半からは年間数人の発生をみるにとどまった。これもワクチンのウイルスによる発症とみられるもので、自然発生によるポリオは皆無というのが現状である。しかし、東南アジア諸国ではときに流行することがあり、旅行者による国内持ち込み(ポリオウイルス保有者)がときどき発見される。こうした現象は欧米諸国でも同様であり、WHO(世界保健機関)では国際ロータリークラブと連携して2005年をめどにポリオ絶滅の運動を展開している。[柳下徳雄]

感染と免疫

ポリオウイルスは患者の咽頭(いんとう)や喉頭(こうとう)の分泌物および糞便中に数週間にわたって排泄(はいせつ)され、主として経口感染、まれに飛沫(ひまつ)感染する。感染力は潜伏期後半と発病後1週間がもっとも強い。免疫は、自然感染および生ワクチン接種を問わず1週間後から中和抗体を生じ、1か月後にピークに達したのち、一生持続する。新生児の母親から受け継ぐ抗体は、約6か月で消失する。[柳下徳雄]

症状

潜伏期は普通7~14日。典型的な病型は麻痺型であるが全体の0.5%にすぎず、大部分(90~95%)は無症状で抗体の上昇だけがみられ、本人も知らないうちに免疫ができて治ってしまう不顕性感染である。そのほか、熱が出て夏かぜ様の上気道のカタル症状や消化器症状を示す初期症状だけの不全型(4~8%)と髄膜刺激症状を示すが麻痺の発現しない非麻痺型(0.5~1.0%)がある。[柳下徳雄]

治療

感染症指定医療機関に入院して治療するのが望ましいが、特異療法はなく対症療法を行う。急性期(有熱期)には麻痺の進行を抑制するために安静を守り、必要に応じて鎮痛剤や鎮静剤を投与する。解熱して回復期に入ると麻痺の進行はなくなるので、マッサージ、電気療法、水治(すいじ)療法、運動療法などを行い機能回復に努める。呼吸麻痺や延髄麻痺には鉄の肺や気管切開などが必要となり、後遺症としての麻痺や変形に対しては整形外科的治療を行う。[柳下徳雄]

予後

麻痺がおこらなければ良好である。麻痺は熱が下がるころ(通常発病後7~10日)にみられ、弛緩(しかん)した麻痺筋は1~2か月後に萎縮(いしゅく)して変形などの後遺症を残す。死因の多くは呼吸障害で、死亡率は流行によっても異なるが通常5~10%である。[柳下徳雄]

予防

定期接種は生後3か月から48か月の間に6週間以上の間隔で2回、弱毒生ワクチンを経口服用するが、地域内での集団接種が必要で、夏期を避けて行うのが望ましい。副作用としてごくまれ(約30万人に1人弱くらい)に麻痺症例がみられるが、先天性免疫不全の可能性が高いといわれる。
 なお、現在ではポリオ以外の腸管ウイルスであるコクサッキーウイルスやエコーウイルスなどによるポリオ様の麻痺が注目されており、ポリオ様疾患とよばれる。[柳下徳雄]

ポリオウイルス

ピコルナウイルス科のエンテロウイルス属に属するRNA1本鎖ウイルス。直径28ナノメートル、カプソメア数32で、エンベロープ(被膜)はなく、エーテル耐性である。血清学的に型に分けられるが、弱毒生ワクチンにはすべての抗体が含まれている。エーテルや酸に安定。塩素消毒に弱く、50℃30分間で不活化される。ヒトは自然感染する唯一の宿主であり、地域や季節に関係はない。血清学的診断は、発病後すぐの血清と2~3週後の血清の補体結合抗体価を測定し、後者の血清抗体価が4倍以上高い場合は感染したものと判定する。ウイルスの分離は、咽頭粘膜分泌物や糞便材料を対象とし、遠心分離した上澄みを組織培養に加えて細胞変性効果をみる。[曽根田正己]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ポリオ
※生物と無生物の間(1956)〈川喜多愛郎〉一「ポリオ(小児麻痺)」

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デジタル大辞泉

ポリオ(polio)

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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