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マイクロカプセル

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

マイクロカプセル
microcapsule
種々の物質じ込める1~100μm程度の微小な容器ゼラチン,ビニルなどの天然または合成高分子カプセルのほか,無機質カプセルも開発された。最初の商品は,紙に塗られた染料入りカプセルを筆圧で破壊して発色させる感圧複写紙である。医薬や農薬をカプセル化すると薬効がゆっくり効率的に持続する。熱膨張性マイクロカプセルは,感光剤に混入して塗布した盲人用立体コピー用紙や,塗料セメントに混入して軽量化・弾性化するのに利用されている。磁性体や金属超微粒子を混ぜた生体適合性高分子のマイクロカプセルで固定した薬剤は,機能性材料として医療に応用されている。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

マイクロカプセル(microcapsule)
粒径数~数百ミクロンの微小なカプセル剤。微細な物質を核としてゼラチンポリビニルアルコールなどの高分子化合物で被覆したもの。膜に選択的な透過性があり、条件に応じて内包物を放出させる。

出典:小学館
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栄養・生化学辞典

マイクロカプセル
 径が数mmから数百mmの微小な体積の容器で,薬剤用には消化管で溶けるゼラチンなどを用いて製造する.

出典:朝倉書店
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世界大百科事典 第2版

マイクロカプセル【microcapsule】
数μm~数百μm程度の微視的な大きさに物質を包みこむ微小な容器をいう。物質をマイクロカプセルに内包すること(マイクロカプセル化)の目的は,(1)液体を包みこむことによって粉体状にして取扱いを容易にしたり,(2)包みこんだ物質が徐々に放出されることを利用してその放出の仕方をコントロールしたり,(3)そのままでは互いに反応する物質をマイクロカプセル化して隔離したうえで混合し,必要に応じて反応させるようにしたり,(4)揮発しやすい物質を包みこんで揮発しないようにする,などである。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

マイクロカプセル【microcapsule】
高分子材料でつくられた小さな容器。直径は数マイクロメートル~1ミリメートル 程度で、中に気体や液体などを封入する。物質の隔離・保護や放出の制御に用いる。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

化学辞典 第2版

マイクロカプセル
マイクロカプセル
microcapsule

医薬品,色素,香料などを包み込むための微小容器(約5~300 μm).すなわち,
(1)液体を見掛け上,固体にして粉体化する,
(2)揮発物質を不揮発化する,
(3)反応性物質を不活性化し反応成分どうしを混合する,
(4)物質粒子の表面を被膜化することにより内包物の放出をコントロールする,
などの目的に用いられる.使用例としては,感圧複写紙,医薬品(アスピリンのエチルセルロースカプセルによる時限粒(time pill)化),香料,オイルカプセル,繊維のポリエチレンカプセル,接着剤,色素カプセル,液晶物質カプセル,カプセル化肥料などがある.マイクロカプセル化法としては,化学的方法,物理化学的方法,および物理的方法に大別される.カプセル化の手順としては,
(1)カプセル化媒体中に芯(しん)物質を微粒子状に分散させ,
(2)この系に壁膜物質を導入し,
(3)なんらかの方法で壁膜物質を芯物質粒子の周囲に集合,沈積,包囲させてカプセル壁を形成する.さらに,
(4)カプセル壁はそのままでは不安定なので,物理的または化学的方法によって強化する.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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