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マオリ

デジタル大辞泉プラス

マオリ
イタリア、デルタ社の筆記具の商品名。「インディジナスピープル コレクション」シリーズ。2004年発売。ニュージーランドのマオリをイメージ。万年筆ボールペンがある。

出典:小学館
(C)Shogakukan Inc.
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朝日新聞掲載「キーワード」

マオリ
13~14世紀に南太平洋からカヌーNZに移ってきたポリネシア系先住民。マオリ語で「普通の、正常な」を意味し、18世紀末から到来した欧州人に対して自らを定義した名とされる。社会構成は、単位の小さい順にファナウ(拡大家族)、ハプ(準部族)、イウィ(部族)、ワカ(カヌー船団氏族)がある。1840年に英国女王とワイタンギ条約締結後、植民地化が進み、土地戦争に発展。1980年代以降は多様な権利を回復、マオリ語も英語と共に公用語となった。
(2014-07-04 朝日新聞 朝刊 2外報)

出典:朝日新聞掲載「キーワード」

マオリ
ニュージーランドの先住民。14世紀ごろまでに南太平洋の島々から渡ってきたと伝えられる。1840年に首長らが主権を英国に譲渡。英国人らの入植過程で土地などを奪われた。2013年の国勢調査では人口は全体の15%の約59万8千人。一方、失業率は全体の3倍の15・6%。高校進学率も低く、白人との格差は残っている。
(2018-03-26 朝日新聞 朝刊 2外報)

出典:朝日新聞掲載「キーワード」

大辞林 第三版

マオリ【Maori】
ニュージーランドの先住民族。伝統的には、タロイモ・ヤムイモ・サツマイモを焼畑で栽培、また漁労を行う。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

マオリ
まおり
Maori
ニュージーランドの先住民。人種的にも文化的にもポリネシア系に属す。
 考古学の調査によれば、クック諸島ないしソシエテ諸島から来島したと考えられるが、マルケサス諸島からの可能性もいまだ完全には否定されていない。ニュージーランドに人が住み始めたのは紀元1000年紀の終わりころで、それから14世紀なかばに至るまで人々の生活は主として採集狩猟によるものであった。その後、北島ではそれまでごく影の薄い存在であった農業が主たる生業となり、また今日のマオリに特有な螺線(らせん)文様の美術様式も開花する。伝説によれば、この時期に数隻のカヌーにより大移住が果たされたとあり、今日でも社会組織の起源を語るものとしてはこの伝説が重要視されているが、考古学的にはむしろこの時期以前と以後の文化の間に著しい断絶は認められないようである。熱帯ポリネシアから持ち込まれたタロイモ、ヤムイモ、サツマイモ、ヒョウタンの4種の作物のうちでもっとも温帯気候に適したサツマイモを主作物として、人口の大多数は北島で焼畑耕作に従事するようになり、周囲に柵(さく)を巡らしたパとよばれる要塞(ようさい)のような集落に住んでいた。社会は、最初の移住者を祖先と仰ぐ人々の集団である部族、土地所有の単位としての亜部族、その下位の世帯とそれぞれに分節していたが、部族を超えた政治統合が達成されたことはなく、恒常的な戦闘状態にあった。一方、サツマイモの耕作にも適さない南島では、少数の人々が相変わらず採集狩猟の移動生活をしていた。
 18世紀末には10万ないし15万と推定される人口も、19世紀中葉に始まった植民地化のため一時は4万人近くに減少したが、しだいに回復して現在は52万6281人(2001)で、総人口の14%を占める。今日のマオリは西欧文化への同化の成功例としてしばしば引き合いに出されるが、その反面、都市生活者の著しい増加、マオリ語人口の減少などから文化喪失の危険に気づいた一部の人々の間では文化保護が叫ばれている。彼らの伝統工芸としては木彫が発達し、集落の集会所には神々をかたどった精巧な彫刻が施された。また緑石の石斧(せきふ)・武器・装身具、衣類としての亜麻(あま)布の作製はポリネシア文化のなかでは異色のものである。近年では、先住民の権利回復を目ざす運動が、各地で進行しつつある。[山本真鳥]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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