●マクロファージ
デジタル大辞泉
マクロファージ(macrophage)
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栄養・生化学辞典
マクロファージ
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世界大百科事典 第2版
マクロファージ【macrophage】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
マクロファージ
まくろふぁーじ
macrophage
動物体のすべての組織に出現する遊走性の大形細胞で、生体に侵入した異物や細菌、あるいは体内に生じた変性物質を食べ込む。大食胞、大食細胞、貪食(どんしょく)細胞、または組織球ともいう。マクロファージはとくに、炎症や外傷の際に活発なアメーバ様運動を示し、細胞の死骸(しがい)や破片、破壊されたさまざまの異物などを食べ込んで、組織内の清掃屋の役割を果たす。免疫学的にはマクロファージは、食べ込んだものの抗原性に関する情報をリンパ球に伝える。リンパ球はこの情報に応じて適切な抗体をつくる。マクロファージの起源については現在では、単球(白血球の一系統である単核の細胞)由来説が有力である。この説によれば、マクロファージの源となる細胞は骨髄で増殖し、血中に単球として出現し、血管から種々の臓器の結合組織内に入ってマクロファージに分化して活発な食細胞活動を示す、ということになる。
[新井康允]
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精選版 日本国語大辞典
マクロ‐ファージ
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化学辞典 第2版
マクロファージ
マクロファージ
macrophage
大食細胞ともいう.生体の免疫系において中心的な防御機構を果たす15~20 μm の単核細胞.体内に進入した異物や細菌,老廃細胞を貧食作用により細胞内に取り込み,エステラーゼやリゾチームなどの強い消化酵素により分解する.高等動物では異物排除機能とともに,貧食した抗原物質の情報をヘルパーT細胞へ伝える抗原提示作用などのはたらきをもつ.特異的免疫の獲得や細胞のがん化抑止にも深くかかわり,インターフェロンやリンホカインにより活性化される.血液中の白血球に属する単球が組織で変化したものと考えられている.
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マクロファージ
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