●マグネサイト
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
マグネサイト
magnesite
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世界大百科事典 第2版
まぐねさいと【マグネサイト】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
マグネサイト
まぐねさいと
magnesite
マグネシウムの炭酸塩鉱物。菱苦土鉱(りょうくどこう)あるいは菱苦土石という和名もある。堆積(たいせき)岩として大鉱床を形成するほか、超塩基性岩中や塩基性岩起源の広域変成岩中にも産する。またある種の熱水鉱床、接触交代鉱床(スカルン型鉱床)にもみられる。方解石と類質同像関係(類似した化学組成で結晶構造が同じもの)にあり、そのマグネシウム置換体に相当する。自形は多く菱面体、ときに六角短柱状。日本では茨城県常陸太田(ひたちおおた)市長谷(はせ)鉱山(閉山)、長崎県西海(さいかい)市西彼(せいひ)町、大分県大野郡緒方(おがた)町(現、豊後大野(ぶんごおおの)市緒方町)尾平(おびら)鉱山(閉山)などに産した。命名は元素マグネシウムを含むことによる。
[加藤 昭 2018年10月19日]
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精選版 日本国語大辞典
マグネサイト
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化学辞典 第2版
マグネサイト
マグネサイト
magnesite
MgCO3.りょう苦土石ともいう.蛇紋岩,かんらん岩などMgの多い岩石の変質により生成する.変成岩,たい積岩,熱水鉱脈中にも産出する.方解石族で,三方晶系,空間群 Rc,格子定数 a(rh) = 0.5635~0.5648 nm.α = 48°00′~48°03′.単位りょう面体格子中に2個の基本組成を含む.へき開{10
1}完全.硬度3.75~4.25.密度3.00 g cm-3.紫外線により緑または青の蛍光およびりん光を発する.
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マグネサイト(magnesite)
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