●マザーズ【まざーず】
デジタル大辞泉
マザーズ(Mothers)
出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
デジタル大辞泉プラス
マザーズ
出典:小学館
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
マザーズ
Market of the high-growth and emerging stocks; Mothers
出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
日本大百科全書(ニッポニカ)
マザーズ
まざーず
Mothers
1999年(平成11)11月に東京証券取引所(東証)に創設された新興企業向け市場。名称は、Market of the high-growth and emerging stocksの下線のアルファベットをつなげたもの。従来の日本の証券市場では、企業の設立から公開・上場までの平均年数が25年以上と極端に長かったが、今日では企業の成長スピードは著しく速くなっており、グローバリゼーションの進展に伴う国際競争力の向上に資するという視点からも、有力な資金調達手段である株式市場への迅速なアクセス・ルートを確保する必要性が高まっていた。こうした流れを受けて、マザーズの上場基準では利益や純資産の額を要件に求めないなど、財務体質面で脆弱(ぜいじゃく)性が残る新興企業に早期上場への道を開いている。同時に、投資者保護の立場からは、上場後に企業による説明会の開催を義務づけるなど、市場としての健全性維持への配慮がうかがえる。
このほかの新興企業向け市場としては、2004年(平成16)12月に証券取引所に衣替えし、その後変遷を重ねたJASDAQ(ジャスダック)(2013年7月以降は東証が運営)、名古屋証券取引所のセントレックス(1999年10月開設)、札幌証券取引所のアンビシャス(2000年4月開設)、福岡証券取引所のQボード(2000年5月開設)がある。これらのうち、アンビシャスとQボードは地場の成長企業を対象としている。また、東証は、マザーズとJASDAQの二つの新興市場を運営しているが、これは2013年の大阪証券取引所(大証。現、大阪取引所)との経営統合に伴い、それまで大証の傘下にあったJASDAQが東証に帰属した結果である。このため、マザーズとJASDAQの性格には重複する部分も少なくないが、両者は当面並存することとされ、JASDAQが多様な企業群を対象とするのに対して、マザーズは成長企業に特化した市場という位置づけになっている。
[高橋 元 2015年12月14日]
『『新規上場ガイドブック(マザーズ編)』各年版(東京証券取引所。2013年版までは『マザーズ上場の手引き』)』
出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
「マザーズ」の用語解説はコトバンクが提供しています。
●マザーズの関連情報
関連キーワード
| コソボ| [各個指定]工芸技術部門| 東チモール問題| 冬| 小渕恵三内閣| 難波和彦| 小沢剛| 中村政人| 黒沢清| 長田弘|