●マブ
デジタル大辞泉
マブ(Mab)
天王星の第26衛星。1986年にボイジャー2号に撮影されたが気付かれず、2003年にハッブル宇宙望遠鏡で発見された。名の由来はシェークスピア「ロミオとジュリエット」の登場人物。大きさは分かっていないが直径が10キロ前後と見られている。
出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
世界大百科事典 第2版
マブ【Mab】
イギリスの民間伝承における妖精の女王。夢を支配し,妄想を産む妖精の産婆や夢魔と同種に扱われる。語源はウェールズ語のmab,maeve(子ども)に由来するとも,mabel(少年)の縮小されたものとも言われる。ケルト神話のコノートの狡猾(こうかつ)な女王メブMebhから由来したという説もあり,ウルスター国との長い戦いは彼女のそそのかしによるという。妖精の女王としてティタニアとも混同されてくる。シェークスピアは《ロメオとジュリエット》のなかで,マブが眠っている人間の顔の上をハシバミの実の殻の車に乗って横ぎるとさまざまな夢になる,と言っている。
出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.
「マブ」の用語解説はコトバンクが提供しています。
●マブの関連情報
関連キーワード
| ジャーマン| 今西祐行| 灰谷健次郎| アイゼンマン| 木村敏| 桑原史成| 新藤兼人| 彗星・小惑星探査機| スペースシャトル| 中川李枝子|