●マヤ語【マヤご】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
マヤ語
マヤご
Mayan language
ユカタン半島を中心に用いられている言語で,その主流方言 (北部方言) の名前をとってユカテカ語,ユカテカマヤ語ともいう。マヤ語は,その他の諸方言 (東部方言と西部方言) およびワステカ語とともにマヤ語群を形成する。東部方言の代表はキチェマヤ語 (約 68万人) ,カクチケル語 (約 43万人) ,マム語 (約 43万人) 。西部方言の代表はツォツィル語 (約 12万人) で,ほかにチョンタル語,チョル語,ツェルタル語,トヨラバル語など。ワステカ語にはチコムセルティカ語も含まれる。ユカテカ語には約 60万人,マヤ語族全体では約 300万人の話し手がいる。マヤ語の話し手 (マセワルと自称) は,アメリカ大陸の先住民族のなかで最も高い文化水準に達していたとみられ,独特の文字ももっていたが,その古代マヤ文字は部分的にしか解読されていない。
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日本大百科全書(ニッポニカ)
マヤ語
まやご
アメリカ・インディアンの言語で、マヤ・トトナカ語群マヤンセ語族に属する。キチェ、チョルティなど30以上の方言に分かれ、メキシコ、グアテマラ、ホンジュラス、ベリーズなど、約200万の言語人口をもつ。
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