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マラガ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

マラガ
Málaga
スペイン南部,アンダルシア州,マラガ県県都地中海にのぞむ港湾都市保養地,避寒地。フェニキア人が建設した町。ローマ人,西ゴート族の支配ののち,711年イスラム教徒の支配下に入り,1487年にキリスト教徒奪回された。現在はマラガ・ワインや,干しぶどうの産地として知られ,製糖,建築材料,食品,ビール,肥料綿織物などの工業が行われる。港からはワインのほか,アーモンド,オリーブ油,オレンジ,レモンなどを輸出し,石油鉄鋼,化学製品などを輸入する。 1528年着工の大聖堂ビクトリア,サントクリストデラサルド,サグラリオなどの聖堂,美術館,ムーア人の砦跡などがある。 P.R.ピカソ生地としても知られる。人口 51万 2136 (1991推計) 。

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デジタル大辞泉

マラガ(Málaga)
スペイン南部、地中海に臨む港湾都市。保養地コスタ‐デル‐ソルの中心地。ブドウ・オレンジなどの栽培が盛んで、ワインを産する。ピカソの生地。人口、行政区57万(2008)。

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栄養・生化学辞典

マラガ
 スペインのワインの一つ.

出典:朝倉書店
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世界大百科事典 第2版

マラガ【Málaga】
スペイン南部,アンダルシア地方の同名県の県都。人口50万2232(1981)。港湾都市,商工業と文化の中心地。フェニキア人が植民し,古代から地中海商業圏の一拠点マラカとして知られた。ローマ時代に自治都市となるが,本格的都市建設はイスラムの時代で,11世紀に宮殿城壁を中心に旧市街がつくられた。14世紀,グラナダのナスル朝ユースフ1世は,東の丘陵にヒブラルファロという要塞を築いた。キリスト教徒に奪回されたのは1487年である。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

マラガ
まらが
Málaga

スペイン南部、アンダルシア地方の港湾都市。マラガ県の県都。人口52万4414(2001)。地中海に臨むマラガ湾に面し、グアダルメディナ川の河口東側に中心市街がある。古代から港を中心に商業で栄え、市街地の北東背後の丘上には、フェニキア人の建てた要塞(ようさい)をグラナダ王国のユースフ1世が再建したヒブラルファロ城がある。その西下方にあるイスラム教徒の城砦(じょうさい)アルカサバ(11世紀)の廃墟(はいきょ)まで城壁が続く。旧市街の中心地にはルネサンス様式の大聖堂(16世紀)がある。周辺の肥沃(ひよく)な農地ではオレンジ、レモン、ポーポーなどの熱帯果物、野菜、サトウキビなどとともに、特産品のブドウが生産され、干しぶどうやマラガ酒として輸出される。マラガ港のおもな輸出品はワイン、果物や野菜などの農産物、セメント、鉄鉱石、鉛など、輸入品は石炭、石油、肥料、木材などである。港の周辺には製鉄、鉛精錬、セメント、繊維、化学、製糖、魚缶詰などの工業が立地している。地中海性気候の温暖な地域で、コスタ・デル・ソル(太陽の海岸)の東玄関口にあたり、観光・保養都市としても発展している。中南米音楽のマラゲーニャは、マラガ一帯に伝わるファンダンゴの音楽形式の一種で、新大陸にも伝わった。画家ピカソの生地。

[田辺 裕・滝沢由美子]

歴史

紀元前8世紀ごろ、フェニキア人が植民市を建設したことに始まり、カルタゴ、ギリシアも交易に参加した。前205年の占領以後ローマの支配下にあったが、紀元後5世紀になってゲルマン系のバンダル人、ついで西ゴート人の支配を受け、6世紀から7世紀にかけてはビザンティン帝国に編入され、そののちふたたび西ゴート王国に復帰するなど、めまぐるしく所属が変わった。8世紀以後イスラムの支配下にあったが、1487年にフェルナンド2世、イサベル1世のカトリック両王がイスラムの手から奪回した。しかし、16世紀にイスラム教からの改宗が命じられ、その後も迫害を受けたため、モリスコ(改宗キリスト教徒)の反乱が頻発した。同じころ、イタリアへの羊毛輸出、アメリカ大陸との貿易で繁栄したが、アメリカ大陸貿易が自由化された18世紀後半以後衰退していく。また、19世紀前半におこった織物業、製鉄業も不振であった。1936年7月のスペイン内戦勃発(ぼっぱつ)に際して共和国側についたが、1937年2月フランコ側に占領された。

[中塚次郎]

『ロナルド・フレーザー著、高橋敦子訳『「スペイン」タホス村繁昌記――飢えと内乱から観光へ』(1975・平凡社)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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