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マンスール【まんすーる】

日本大百科全書(ニッポニカ)

マンスール(Ab Ja‘far al-Manr)
まんすーる
Ab Ja‘far al-Manr
(713ころ―775)
アッバース朝第2代カリフ(在位754~775)。異母弟の初代カリフ、サッファーフの4年間の治世の後を受けたアッバース朝体制の実質上の建設者。精力的で冷酷無残な人物とされていて、アッバース家カリフ位に反対するシーア派を弾圧したばかりでなく、自己の権力の確立に障害となる人物は、たとえ叔父アブドゥッラーや功臣アブー・ムスリムのような功労者であっても抹殺した。こうしてアッバース家の立場を強固にするとともに、帝国支配の理念としての神権的カリフ観念の確立と、権力の中央集権化を図り、そのための官僚機構や地方行政機構の整備、裁判官(カーディー)の直接任命による司法権の地方総督からの独立、駅逓(えきてい)制度の完備とその情報機関としての利用、歳入の増大と備蓄を行った。また762年から766年にかけて新都バグダードを建設して、後のアッバース朝繁栄の基礎を築いた。[森本公誠]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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