●マントラ
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
マントラ
mantra
サンスクリット語で本来は文字,言葉を意味するが,宗教的には賛歌,祭詞,呪文などをさすために使われ,インドではベーダ聖典,またはその本文であるサンヒターのことをいう。またタントラ教ではシャクティ崇拝の儀礼の際に用いられる祈祷の定型句,ヨーガ学派では音声による修行法を意味する。大乗仏教でも,諸仏を象徴するサンスクリット文字や,仏に対する賛歌や祈りを象徴的に表現した特定の言葉をさし,漢訳では真言と呼ばれ,密教では真言を念じて心を統一する真言陀羅尼 (しんごんだらに) が重要視されたが,日本ではこの実践を基礎に空海により真言宗が確立された。
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デジタル大辞泉
マントラ(〈梵〉mantra)
真言(しんごん)。
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世界大百科事典 第2版
まんとら【マントラ】
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精選版 日本国語大辞典
マントラ
〘名〙 (mantra) 真言(しんごん)。
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