●ミケーネ
デジタル大辞泉
ミケーネ(Mykēnai)
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世界遺産情報
ミケーネ
世界大百科事典 第2版
みけーね【ミケーネ】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
ミケーネ
みけーね
Mykénai
ギリシアのペロポネソス半島東部、アルゴリス地方にある古代都市遺跡。1999年に世界遺産の文化遺産として登録されている(世界文化遺産)。「ミケーネ」は日本の慣用表記で、正しくはミュケナイ、現代ギリシア語ではミキーネMikínaiと発音する。英語名マイシーニーMycenae。伝説上はペルセウスの創建。アルゴリス平野を一望のもとに収め、同時に南北交通路・要所を押さえる位置にあって紀元前17世紀末に著しく台頭し、ミケーネ文明(後期のエーゲ文明)の重要な中心の一つとなった。その繁栄ぶりは、シュリーマン発掘の王墓や近傍の墳墓の豊かな副葬品、王宮、城壁・城門にしのばれる。前12世紀初めに破壊されたあとは放棄されたが、前7世紀末にはミケーネ時代の王宮跡にアテネ神殿が建立され、旧城壁の補修もなされた。この新生国家ミケーネは、ペルシア戦争に際して前480年にはテルモピレーに、翌年にはプラタイアイに兵を送ったが、その直後アルゴスの反感を買って町が破壊された。前3世紀に一時復興したが、その後はふたたび寒村と化した。
[馬場恵二]
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精選版 日本国語大辞典
ミケーネ
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