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ミッチェル

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ミッチェル
Mitchell, Arthur
[生]1934.3.27. ニューヨーク,ニューヨーク
[没]2018.9.19. ニューヨーク,ニューヨーク
アメリカ合衆国の舞踊家,振付師。ニューヨークの舞台芸術高等学校在学中から,ブロードウェーのミュージカルやドナルド・マッケイル舞踊団,ジョン・バトラー舞踊団の舞台に出演。1956年アメリカを代表するバレエ団,ニューヨーク・シティー・バレエ団 NYCBに唯一の黒人ダンサーとして入団,1962年最高位のプリンシパルに昇進した。NYCBではジョージ・バランシンが振り付けた『夏の夜の夢』(1962),『アゴン』(1967)などに出演した。1969年黒人のみで構成されるバレエ団,ダンス・シアター・オブ・ハーレムをバレエ教師カレル・シュックとともに設立,芸術監督として,振付師として,また併設する舞踊学校の指導者として活躍した。

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ミッチェル
Mitchell, Donald Grant
[生]1822
[没]1908
アメリカの随筆家。筆名 Ik Marvel。独身者が結婚,恋愛,友情などについて感傷的に語るという体裁のエッセー集『独身者の空想』 Reveries of a Bachelor (1850) などで知られる。

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ミッチェル
Mitchell, Margaret
[生]1900.11.8. ジョージアアトランタ
[没]1949.8.16. ジョージア,アトランタ
アメリカの女流作家。『風と共に去りぬ』 Gone With the Wind (1936,ピュリッツァー賞) 一作でその名を知られている。父はアトランタ歴史協会の会長をつとめた弁護士で,南北戦争は一家のお好みの話題であった。医師を志望してスミス大学に入学したが,母の死にあい1年で帰郷。 1922年から『アトランタ・ジャーナル』紙に勤務,Peggy Mitchellの筆名で記事を書いた。 25年結婚。翌年足を病んで同紙を去り,以後 10年間,幼時から心を占めていた主題を練り,発表したのがこの小説で,南北戦争を背景に,勝ち気な女性スカーレット・オハラと偽悪家レット・バトラーを配したこの大型ロマンスは,発表と同時に大好評を博し,国の内外に多数の読者を獲得した。自動車事故で不慮の死をとげた。

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ミッチェル
Mitchell, Peter Dennis
[生]1920.9.29. ミッチャム
[没]1992.4.10. コーンウォール,ボドミン
イギリスの生化学者。ケンブリッジ大学卒業 (1943) 後,助手として母校で研究を続け,1950年学位取得。エディンバラ大学 (55) を経て,グリン研究所所長 (64) 。学生時代から生物のエネルギー変換について研究を進め,61年に生体膜の内部に存在する酵素の1つが,アデノシン二リン酸からアデノシン三リン酸への転換を引起すという「化学浸透圧理論」を発表し,理論の完成に努め,実験を重ねた。この業績に対し,78年にノーベル化学賞が授与された。

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ミッチェル
Mitchell, S(ilas) Weir
[生]1829.2.15. フィラデルフィア
[没]1914.1.4. フィラデルフィア
アメリカの医学者,小説家。パリで医学を修め,毒物学,神経学に関するすぐれた業績を残すとともに,文筆にも手を染め,専門を生かして心理分析を中心とした歴史小説を多く書いた。代表作は,独立戦争を背景にクェーカー教徒を描いた『ヒュー・ウィン』 Hugh Wynne,Free Quaker (1897) 。ほかに南北戦争を舞台とする『戦時に』 In War Time (85) ,『ローランド・ブレーク』 Roland Blake (86) ,女性の仇討ち物語『コンスタンス・トレスコット』 Constance Trescott (1905) など。

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ミッチェル
Mitchell, Thomas
[生]1892.7.11. ニュージャージー,エリザベス
[没]1962.12.17. カリフォルニア,ビバリーヒルズ
アメリカ合衆国の俳優。1913年『あらし』でニューヨークにデビュー。その後『西の国の人気者』 (1921) ,『夜の来訪者』 (1947) ,『セールスマンの死』 (1950) などに主演。1936年以後映画への出演も多く,ジョン・フォード監督の『駅馬車』Stagecoach(1939)でアカデミー賞助演男優賞を受賞した。同年映画化された『風と共に去りぬ』Gone with the Windでは,スカーレット・オハラの父親役を務めた。またフロイド・デルの小説『未婚の父』を作者とともに脚色,上演した。

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ミッチェル
Mitchell, Sir Thomas Livingstone
[生]1792
[没]1855
スコットランドの探検家。ナポレオン戦争で測量の経験を積み,1827年オーストラリアのニューサウスウェールズ植民地で測量指導にあたり,35年同植民地の測量図を公刊。 36年 C.スタートの見出したダーリング川を南下してマリー川に達し,次いでポートランドにいたり,そこからビクトリア植民地を横切ってシドニーに戻った。この探検によって開拓可能な地域の範囲とその地勢を解明した。

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ミッチェル
Mitchell, Wesley Clair
[生]1874.8.5. イリノイ,ラッシュビル
[没]1948.10.29. ニューヨーク
アメリカの経済学者。シカゴ大学で学び,母校で講じ,1902年カリフォルニア大学教授,13年以降コロンビア大学教授 (1944名誉教授) 。この間に全米経済研究所 NBER所長 (20~45) ,フーバー大統領の社会情勢調査会議長 (29~33) 。ことに全米経済研究所で精力的に景気変動の研究に取組み,膨大な時系列の統計的分析,そこから得られた仮説の検証,歴史的資料の集積などに多大の成果をあげ,また研究所の運営と指導にも大きな業績をあげた。主著『景気循環 I.問題とその設定』 Business Cycles: The Problems and its Setting (27) ,A. F.バーンズとの共著『景気循環 II.景気循環の設定』 Measuring Business Cycles (47) ,『景気循環 III.景気循環の過程』 What happens during Business Cycles (51) 。

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ミッチェル
Mitchell, William
[生]1879.12.29. ニース
[没]1936.2.19. ニューヨーク
アメリカの陸軍軍人。 1898年アメリカ=スペイン戦争勃発時に,大学を中退し陸軍に志願,以後キューバ,フィリピン,アラスカなどで軍務についた。 1915~16年飛行訓練を受け,第1次世界大戦中の 18年,当時としては史上最大の約 1500機から成る米仏連合航空隊を指揮。イギリスの H.トレンチャード将軍の主張する戦略爆撃に共鳴し,19~25年陸軍航空部隊副司令官をつとめたが,空軍の独立を強く主張して,これに反対する陸海軍首脳部を激しく非難したため,25年 12月軍事裁判で軍の身分と職務を5年間停止され,26年2月には陸軍から退いた。死後,彼が生前主張していた戦略爆撃,空挺作戦など,航空機の重要性を強調した政策が実現した。しかし海上作戦における航空母艦の圧倒的な価値については,認識不足であった。 46年議会は彼に名誉の勲章を贈ることを決定し,48年新設されたアメリカ空軍の参謀長から彼の息子に手渡された。

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ミッチェル
Mitchell
アメリカ合衆国,サウスダコタ州南東部の都市。ジェームズ川の谷にある。 1879年に鉄道の町として発足し,シカゴ・ミルウォーキー・セントポール鉄道会社の社長の名を取って命名された。トウモロコシの生産,家畜酪農を中心とする経済から,軽工業とキジ狩猟期のスポーツ中心地に変った。ダコタウェスリー大学 (1885創立) の所在地。人口1万 3798 (1990) 。

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ミッチェル
Michell, John
[生]1724. ノッティンガムシャー
[没]1793.4.21. ソーンヒル
イギリスの地質学者,天文学者。地震学(→地震)の父の一人とみなされている。1760年にロンドンのロイヤル・ソサエティ会員となり,1762年にケンブリッジ大学のウッドワーディアン地質学教授に就任した。1767年にソーンヒルの教区牧師となった。1750年に人工磁石に関する大規模な論文を発表。フランスの物理学者シャルル=オーギュスタン・ド・クーロンクーロンの法則を見出す以前に,ねじり秤の原理を発見した可能性があり,ミッチェルはこれを使って地球の平均密度を測定しようと考えていた。研究の道半ばで死去したが,実験装置を引き継いだイギリスの物理学者ヘンリー・キャベンディッシュが,万有引力定数の値を測定した。1760年には,1755年のリスボン地震の研究結果を発表した。この論文で,リスボン地震の震源は大西洋海底下にあったことを示したうえで,地震の原因は,海水が地下熱に接して高圧の水蒸気がつくられたためだとする誤った説を提唱した。天文学の分野では,地球から恒星までの距離を現実的に推定する方法を初めて提唱した。また,連星は二つかそれ以上の恒星が物理的に近接し,互いのまわりを回っているものだとする見方を示した。この説はのちにイギリスの天文学者ジョン・F.W.ハーシェルによって証明された。

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デジタル大辞泉

ミッチェル(Margaret Mitchell)
[1900~1949]米国の女流小説家。南北戦争を背景にした小説「風と共に去りぬ」で知られる。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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世界大百科事典 第2版

ミッチェル【William Mitchell】
1879‐1936
アメリカの陸軍少将。空軍創設に力を注いだ先駆者の一人で,第1次世界大戦直後に陸軍,海軍に対する航空戦力優位と,陸軍,海軍から空軍の独立を主張し,戦略爆撃を提唱した。フランスのニース生れ。1898年陸軍に志願し米西戦争に従軍。1909年陸軍指揮幕僚学校を卒業。15年飛行技術を修得し,第1次大戦中は在フランスのアメリカ陸軍航空部隊指揮官(パイロット)として功績を立てる。21年陸軍航空隊副司令,同年,艦艇を爆撃によって撃沈できることを実験により証明した。

出典:株式会社平凡社
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ミッチェル【Wesley Clair Mitchell】
1874‐1948
アメリカの経済学者。景気循環についての実証的研究を行った。シカゴ大学で経済学者T.ベブレンおよび哲学者J.デューイの影響を受け,コロンビア大学などで経済学を教えた。1920年に全国経済調査会National Bureau of Economic Research(NBER)を組織し,45年までその会長を務めた。また戦時産業局物価部主任(第1次大戦中),フーバー大統領の社会趨勢(すうせい)調査会委員長,全国計画局メンバー(1933),全国資源局メンバー(1934‐35)として活躍した。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ミッチェル【Mitchell】
Juliet M. 1940~  イギリスの精神分析医・フェミニスト。現代フェミニズム理論の発展にマルクスとフロイトが不可欠であることを指摘し、大きな影響を与えた。著「女性の身分」「女性―もっとも長き革命」など。
Margaret M. 1900~1949 アメリカの女流小説家。南北戦争を背景に情熱的な女主人公を描いた「風と共に去りぬ」を著した。
Peter Dennis M. 1920~1992 イギリスの生化学者。生体におけるエネルギー源である ATP 生成の仕組みを研究。1961年、「化学浸透圧説」を提唱、水素イオンの濃度勾配によって生じる膜電位を ATP 合成の原動力として示した。
Wesley Clair M. 1874~1948 アメリカの経済学者。制度学派の創始者の一人。アメリカの紙幣史研究と景気循環についての統計的研究で有名。著「景気循環論」など。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

367日誕生日大事典

ミッチェル
生年月日:1874年8月5日
アメリカの経済学者
1948年没

出典:日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」
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精選版 日本国語大辞典

ミッチェル
(Margaret Mitchell マーガレット━) アメリカの女流小説家。南北戦争を舞台に描いたスケールの大きい長編小説「風と共に去りぬ」で知られる。(一九〇〇‐四九

出典:精選版 日本国語大辞典
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化学辞典 第2版

ミッチェル
ミッチェル
Mitchell, Peter

イギリスの生物化学者.1942年ケンブリッジ大学を卒業後,同大学の生物化学部の研究員になり,1951年学位を取得.同大学に務めた後,1955年エジンバラ大学に移り,1962年同大学の教授(Reader)になった.健康を害してしばらく研究から遠ざかっていたが,1964年兄や友人とともにGlynn Research 社を起こし,研究部長を務めて同社の研究所を運営.細胞内のミトコンドリアあるいは葉緑体内でのATP合成機構を研究し,生体膜を介した水素イオン濃度勾配が原動力となるという化学浸透圧理論を提唱した.生物エネルギー変換に関する業績で,1978年ノーベル化学賞を受賞した.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
東京工業大学名誉教授理博 吉村 壽次(編集代表)
信州大学元教授理博 梅本 喜三郎(編集)
東京大学名誉教授理博 大内 昭(編集)
東京大学名誉教授工博 奥居 徳昌(編集)
東京工業大学名誉教授理博 海津 洋行(編集)
東京工業大学元教授学術博 梶 雅範(編集)
東京大学名誉教授理博 小林 啓二(編集)
東京工業大学名誉教授 工博佐藤 伸(編集)
東京大学名誉教授理博 西川 勝(編集)
東京大学名誉教授理博 野村 祐次郎(編集)
東京工業大学名誉教授理博 橋本 弘信(編集)
東京工業大学教授理博 広瀬 茂久(編集)
東京工業大学名誉教授工博 丸山 俊夫(編集)
東京工業大学名誉教授工博 八嶋 建明(編集)
東京工業大学名誉教授理博 脇原 將孝(編集)

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