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ミノス

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ミノス
Minos
ギリシア神話のクレタ王。ゼウスエウロペの子で,エウロペと結婚したクレタ王アステリオンによって育てられ,その王位を継いだ。このとき彼の兄弟のラダマンチュスサルペドンも継承権を主張したが,ミノスはポセイドンに祈り,海から雄牛を出現させてもらって,自分が王になるのが神意にかなうことを証明してみせた。ところが彼は,ポセイドンとの約束に違反し,この雄牛をいけにえにせず,飼い続けたために神罰を受け,ミノスのパシファエがこの牛に恋するようになり,アテネから来てミノスの宮廷に逗留していたダイダロスの助けをかりて欲望をとげ,牛頭の怪物ミノタウロスを生んだ。ミノスはダイダロスに命じ,迷宮を造らせてその中にミノタウロスを閉じ込める一方で,息子のアンドロゲオスが,アテネで催された競技に参加したあと殺害されたことを罰するため,アテネを攻めて降伏させ,この市から毎年7人ずつの若者と娘たちを貢物として送らせ,ミノタウロスのえじきにすることにした。ミノタウロスがテセウスに退治されると,ミノスは,彼の娘アリアドネに頼まれ迷宮から脱出する方法をテセウスに教えたかどで,ダイダロスを息子のイカロスとともに迷宮に幽閉した。ダイダロスが人工の翼をつくってそこから脱出すると,行くえをたずねて,シチリア島のコカロス王のところにいるのを突止め,みずから引渡しを求めに行ったが,コカロスにだまされ,その娘たちに浴槽の中で煮殺された。しかし生前ゼウスとも親交のあった彼は,冥府死者を裁く法廷の判事に任じられ,ラダマンチュスおよびアイアコスとともにこの役を果しているという。ミノスの神話には明らかに,ミケーネ文明に強い影響を与えた,クレタ島ミノア文明の栄華の記憶が反映している。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

ミノス(Mīnōs)
ギリシャ神話で、クレタ島の王。ゼウスエウロペの子。法を制定し、善政をしき、死後冥府の判官となった。ダイダロスに命じて迷宮を造らせ、の生んだ怪物ミノタウロスを閉じ込めた。

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世界大百科事典 第2版

ミノス【Minōs】
ギリシア伝説のクレタ王。ゼウスとエウロペの子。妃パシファエPasiphaēとの間にアリアドネAriadnē,ファイドラPhaidra,アンドロゲオスAndrogeōsらをもうけた。海神ポセイドンに祈って雄牛を海中から出現させてもらったお蔭で王位につけたにもかかわらず,約束に反してその牛を海神に捧げなかったため,海神はパシファエが雄牛に恋するように仕向け,その交わりから人身牛頭の怪物ミノタウロスが生まれた。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ミノス【Mīnōs】
ギリシャ神話に登場するクレタの王。ゼウスとエウロペの子。最古の海軍を組織し海賊を追い払ってエーゲ海域を制覇。法を制定し善政をしく。死後、弟ラダマンテュス、敬虔で知られたアイアコスとともに冥府の裁判官となった。

出典:三省堂
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精選版 日本国語大辞典

ミノス
(Minōs) クレタ島の伝説的な王。ゼウスとエウロペの子。立法者としてクレタ島を治め、死後、死者の国の裁判官となった。

出典:精選版 日本国語大辞典
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旺文社世界史事典 三訂版

ミノス
Minos
エーゲ海にあるクレタ島の伝説上の王
クノッソスに王城をもっていたといわれる。ギリシア神話では,ゼウスとエウロペの子で,その妃が牛と通じて牛頭人身の怪物ミノタウロスを生んだとされる。ミノタウロスはギリシアに少年少女の犠牲を求め,英雄テセウスによって退治された。この伝説は,いわゆるクレタ文明の中心となった強力な王権を伝えている。

出典:旺文社世界史事典 三訂版
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